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高速道路で出口を行きすぎた時や間違って入った時の慌てない対処法

自動車

高速道路を走っていて、降りる予定だった出口を行きすぎてしまった。
高速道路に乗るつもりはなかったけど間違えて入口へ入ってしまった。

こういう時って慌ててバックしたりUターンしがちですが、高速道路の本線上もインターチェンジへと続く道も一方通行ですから逆走はできません。
そもそも逆走は超危険な行為で、大きな事故へと発展する危険性がかなり高い。

降りる予定だった出口を行きすぎたり、乗るつもりがなかったのに高速道路の入口へ入ってしまった場合の対処法を覚えておきましょう。

 

降りる予定だった出口を行きすぎたり分岐の方向を間違えた場合

ナビを頼りに運転していても、案内板を注視しながら運転していても、いつも降りる出口でも、ついうっかり行きすぎてしまうことってありますよね。

 

でも慌ててバックしたり、Uターンして逆走しないでください。
高速道路ですから、後続車は100㎞/h程度で接近してくるのが当たり前の状態です。
そして、逆走してくる車両がいると考えながら運転しているドライバーにはほぼいないハズです。
あなただって前方から逆走してくる車両がいると思いながら高速道路上を運転はしませんよね?

 

なので行きすぎたからといって慌てて本線上で車両を止めてしまったり、逆走して降りる予定だった出口に接近してはいけません
衝突の原因になり死傷事故を誘発する結果につながりますよ

 

次の出口まで運転を続ける

降りるべき出口を通過してしまったり、高速道路の分岐を間違えて違う方向へと進んでしまった場合は、

  • とりあえず次の出口まで運転を続けます。
  • そして出口へと向かい、一般レーンへ入ります。
  • 一般レーンに入ったら係員に事情を説明しましょう。

ただ最近は無人の出口も多いので、その場合はインターホンを押して同様に事情を説明しましょう。
どこの入口から入り、どこの出口で出る予定だったのかを聞かれますので答えてください。
またその際には、氏名や車両番号等も聞かれることもあります。

 

一般レーンがETC出口と兼用の場合があります。
その場合は出口までの安全な場所などに車を止めて、ETCカードを抜いてから係員に説明またはインターホンを押してから同様に事情を説明します。

そして係員に認められれば特別転回という措置を講じてもらえます。
通行券がある場合はスタンプを押印するなどして特別転回を証明してもらい、ETCの場合は特別転回証明書を渡されることもありますが、最近は何も手渡されないことが多いようです。

 

係員の指示に従います

特別転回が認められると、この料金所への入口が案内されます。
すぐに入口へ向かうことができる料金所もあれば、いったん一般道路の交差点まで出てUターンしないと入口へ行けない料金所もあります。
説明が終わると係員が料金所のバーを上げてくれますので、指示されたとおりに入口へ向かいます。

この時にETCカードが車載器に刺さったままであれば、抜いておくように指示されます。
料金の精算が済んでいないETCカードが刺さったままで入口から入ろうとすれば、機械的に不正利用として扱われてしまう可能性が高くなるためです。

入口でも一般レーンへ入り、係員に申告またはインターホンを押して高速道路へと入ります。
高速道路に入ってからETCカードを車載器に差し込みます。

 

特別転回

特別転回とは、目的の出口を行きすぎた場合は本来降りるはずだった出口まで、分岐箇所で道を間違った場合には本来走るはずだった道路まで戻してもらえる措置です。

例えばA入口からB出口へ向かっていたのに行き過ぎて、次のC出口で行きすぎてしまったと申告します。
本来ならばA入口からC出口までの料金と、C入口からB出口までの料金が必要になるのですが、特別転回が認められればA入口からB出口までの料金で戻ることができます。

意外と知られていない救済措置ですから、ぜひ覚えておきましょう。

 

注意点

インターチェンジの構造によっては特別転回の措置が受けられない可能性があります。
特にスマートICといって、ETCカードを使用した車だけが入出場できるインターチェンジではダメなようです。

ETCカードを抜かずにETCレーンや一般レーンとETCレーンの兼用レーンに入ると、その時点で精算されてしまい特別転回ができません。

 

 

間違えて高速道路に入ってしまった

一般道を走るつもりが、高速道路へ入ってしまった。
道路標識の見誤りや、いつもとは行先が違うのに普段のクセで高速道路へ行ってしまう、こういったケースもありますよね。
高速道路の料金所・発券所へと続く道も一方通行であり、勝手な判断でバックしたりUターンすると事故を誘発する原因になってしまいます。

 

ETCカードを抜いて一般レーンへ

まずは一般レーンへ入っていき、インターホンで係員を呼び出して間違って入ってしまったことを申告します。
最近は一般レーンとETCレーンが兼用となっていることが多いですので、ETCカードを抜いておきましょう。
抜いておかないと入口から流入として記録されてしまいますから、後々面倒なことになってしまいます。

係員の指示や誘導に従って高速道路から出ていきます。

このケースでもインターチェンジの構造上の問題から出られない場合もありますし、そもそも無人のインターチェンジもあります。
この場合には高速道路に乗らざるを得ず、降りるインターチェンジまでの料金を請求されることがあります。

 

 

通行止めで目的地に行けないから出発地に戻りたい

事故や悪天候などによって通行止め区間が発生することも少なくありません。

「仕方がないから途中のインターチェンジで降りて一般道を走っていこう。」
という方もおられますが、一方では、
「まだ目的地は遠いから一般道を走っていくのは無理だし、今日は出発地に戻ろう。」
こういう方もおられます。

ほとんどの方は仕方がないとあきらめて、出発地と途中で走行をやめた区間の高速道路料金を支払いますよね。それも往復ともに。
実は高速道路の通行止めが原因で目的地に行くことをあきらめて出発地に戻るときには、通行料金を支払わなくても良いケースがあります。
これも「特別転回」のひとつで、上記の「降りる予定だった出口を行きすぎたり分岐の方向を間違えた場合」と同じ方法で、出発地に無料で戻ることができます。

 

当然ですが
高速道路の通行止めの際の措置です。
自己都合で出発地へ戻る場合には、正規の通行料金(往復)が必要です。

 

出発地に戻らず途中のインターチェンジで降りた場合

これも意外に多いケースかもしれません。

「目的地には高速道路の通行止めによって行けなくなったが、せっかくだから途中にある日帰り温泉にでも立ち寄ってから帰ろう。」

A入口からD出口で降りるつもりが、途中が通行止めになっているからCで特別転回させてもらってAへ引き返すつもりだった。
でもCとAの間のBに有名な温浴施設があるから行ってみよう。

A→→B→→C→×→D
A  B←←C

出発地Aに戻れば通行料金は無料ですが途中のBで降りました。
この場合の請求額はAからBまでの通行料金が必要となります。

 

 

まとめ

意外と知られていない高速道路の出口を行きすぎた時の救済措置や、通行止めのために出発地へ戻るときの救済措置。
特に出る予定だったインターチェンジを行きすぎた場合、あわてて本線上をバック(逆走)しようとする人がいますが大変危険です。必ず次のインターチェンジまで行って特別転回の措置を受けましょう。

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