転居を考えるなど新居を探すときには、不動産屋へ飛び込みで行く方が今でも多いです。
でも転居を考える方がピークを迎える時期に不動産屋へ行くと、なかなか案内してもらえなかったり、希望の物件が見つからなかったりしますよね。
特に転居の期日が決まっている方の場合には焦って新居を選んでしまったばかりに、入居してから「こんなはずじゃなかったのに・・・」と後悔することも本当に多いです。
狙いの物件を物件情報サイトで絞り込んでから不動産屋へ行きませんか?
このほうが効率よく希望する物件に巡り合える可能性が高くなりますよ。
ほとんどの不動産屋はフランチャイズで看板を借りているだけ
年明けごろから3月にかけて不動産会社のCMがたくさん流れてきます。
この時期は最も家探しをする人が多くなる時期、言ってみれば不動産業界の書き入れ時のためですね。
センチュリー21・ジャパン | 100% |
HDLIXILイーアールエージャパン | 100% |
アパマンショップ | 90.7% |
ピタットハウス(スターツグループ) | 81.0% |
ホームメイト(東建コーポレーション) | 62.3% |
ミニミニ | 50.3% |
エイブル | 47% |
レオパレス21 | 39.1% |
大東建託シーリング | 0% |
2018/3/18現在 データ出典 矢野経済研究所
ちなみに大東建託シーリングは“いい部屋ネット”を、エイブルは“ネットでCHINTAI”を運営しています。
よくテレビCMでも目にするこれらの不動産屋ですが、このパーセンテージの意味って分かりますか?
これは海外店舗を除いた店舗数のうち、フランチャイズ店が占める割合を表したものです。
フランチャイズ店とは、ロイヤリティといって加盟金を支払うことでそのグループの一員になること。
集客力やブランド力を得るとともに
「ピタットハウス○○店」
などのように名乗ることができます。
でも不動産屋へ行って店名をよーく見てみると
「ピタットハウス○○店 △△不動産」
という表記になっていることが大半で、△△不動産という街の小さな不動産屋さんが、この例の場合には“スターツグループ”にロイヤリティを支払うことで“ピタットハウス”を名乗ることができています。
言ってみれば看板を借りて商売しているだけなのです。
フランチャイズ店でも有名グループのほうが物件が豊富なのでは
街にあるあまり知らない不動産屋より、エイブルやアパマンショップのように名前が通っている不動産屋のほうが取り扱い物件数が多いように思います。
しかし
大家さんやオーナーさんが不動産屋へ物件を貸したいと契約を結んだ時には、指定流通機構(通称レインズ)に登録することになっています。
そして指定流通機構の物件情報には、基本的にはどこの不動産屋もアクセスすることができます。
つまり大手不動産屋の直営店であろうがフランチャイズ店であろうが、地元密着の小さな不動産屋であろうが、同じ物件数を抱えているのと同じだということができます。
※一部の物件は指定流通機構に登録されていません。また一部の不動産屋(エイブルやミニミニなど)は指定流通機構にあまり登録しません。
簡単な言い方をすれば
基本的にはどの系列の不動産屋へ行っても同じ物件を取り扱っている
そう考えていただいて間違いはありません。
それにもう一点
フランチャイズとして複数の有名グループに加盟している不動産屋も意外に多く、指定流通機構には登録していないがグループ内では共有されている物件などは、複数のグループに加盟することで案内することが可能なのです。
ピタットハウスとアットホームとホームメートなどに複数加盟している不動産屋など
こういう事情からテレビCMでよく見るグループだから安心で物件数が多い!とは思わないほうが良いですよ。
ネットで賃貸物件を探すときの注意点
ネット上には不動産を検索するサイトがたくさんあります。
いろいろなサイトで不動産を検索してみるとわかるのですが、同じ物件があちこちのサイトでヒットしますよね。これはその物件を取り扱っている不動産会社がさまざまなサイトに物件情報を掲載しているためです。
でもどこのサイトにも掲載されていない、本当に条件の良い掘り出し物件がある一つのサイトにだけ掲載されていることってありますよね。
本当に掘り出しものならばよいのですが、残念ながら“おとり物件”の可能性が高いのです。
その“おとり物件”で釣り上げておいて、不動産屋へ足を運ばせる作戦なのです。
また一部のサイトですが相当以前に入居者が決まった物件なのに、いつまでたっても広告として掲載していることもあります。
あるサイトで見つけた物件を全く関係のない不動産屋さんで調べてもらったことがあるのですが
「ここ数年このマンションで空き物件は出ていないですよ」
と言われたことがあります。
また自分で契約して住んでいる賃貸物件が、ある不動産屋のホームページに動画とともに広告として掲載されていたこともあります。
その不動産屋へクレームを入れても掲載を続けられたので、その不動産屋が加盟しているグループへ直接クレームを入れて掲載をやめさせたこともあるのです。
つまり
信用できる物件情報サイトを利用する
ことが重要になってくるのです。
信用できる物件情報サイトで検索する
「ネットで物件情報を見るのならばSUUMOがいい」
これは実際に不動産屋さんでいわれた言葉です。
先にも書いたように、物件情報サイトの中には“おとり広告”や“募集が終わった物件”を広告として掲載しているケースが意外に多いのです。
不動産屋さんで聞いた話ですが、SUUMOは掲載基準が厳しくて、募集が終わった物件をいつまでも広告として掲載していると、その不動産屋との契約を打ち切って掲載不可にするそうです。
なのでSUUMOに掲載している物件ならば“おとり”や“募集終了”物件である可能性は極めて低いそうです。
またLIFULL HOME’S(ライフルホームズ)も物件数や検索のしやすさで使い勝手がよいそうですし、“おとり”や“募集が終わった”物件もほぼ無いそうです。
この2つのサイトで物件情報を調べて、メールフォームから内覧したい希望日を記入して不動産屋へ行くのが良いですよ。
そうすれば希望物件に近い物件もあらかじめいくつかピックアップしてくれますし、スムーズに物件の案内に進めますよ。