日焼けは目から? 紫外線を知って正しいお肌の日焼け対策をしましょう

まずはこちらの図をご覧ください。

出典:気象庁| 日最大UVインデックス(解析値)の月別累年平均値グラフ

この図は東京での月平均の紫外線(UV)の量を表したグラフです。
まだまだ日差しが厳しい9月のUVの量は、4月とほぼ同じという結果が出ています。ゴールデンウィークの前には日差しが厳しいと感じると思いますが、このグラフからも4月の紫外線量の多さがお分かりいただけるはずです。
日焼け対策は5月からではなく、4月からでないと遅いのだということを覚えておいてください。

紫外線の種類は3種類

紫外線にはA波(UVA)・B波(UVB)・C波(UVC)の3種類があります。
UVCは地球を覆っているオゾン層によって遮られ、地表にまではほとんど降り注ぐことはありません。ただし、近年のオゾン層の破壊によってできたオゾンホールから南極や北極などでは届くようになってきており、人間への影響が懸念されています。
このUVCは3種類の紫外線の中では最も波長が短く、皮膚がんの原因となるなどもっともパワーを持つ紫外線です。今のところ日本での影響はありませんので、まだ心配する必要はないといえます。

紫外線A波(UVA)

紫外線A波(UVA)はもっとも多く地球上へ降り注ぐ紫外線で、全ての紫外線のうち95%以上をこのUVAが占めています。
UVAの特徴は、波長が長いために肌の奥深い場所にまで到達することです。赤くなるなどの日焼けの原因にはなりにくいのですが、シミ、シワ、タルミの発生に大きく関わっています。
また雲やガラスも突き抜ける性質があり、曇り空の下でも対策が必要なほか、家の中でも影響を受けやすいため注意が必要です。

UVAは真冬でも降り注いできますので、シミ、シワ、タルミ対策は年中必要だということを覚えておきましょう。

一般的な塗る日焼け止めのPAの値がUVAを防止する数値です。
+が減るごとに効果が弱まり、PA++++がもっとも効果が高く、PA+が防止効果が弱いことを示します。

紫外線B波(UVB)

紫外線B波(UVB)は波長が比較的短いため皮膚の内部にまでは到達しませんが、エネルギー量が大変強いために肌を赤くしたり水膨れを作るなど、日焼けの原因となる紫外線です。
オゾン層や雲に阻まれると通過することが難しいので、地球上に降り注ぐ量は5%程度といわれています。
日傘や帽子などでも遮ることができるUVBですが、エネルギー量が強いことから日焼け対策を怠るとすぐに肌トラブルに直結します。

UVBは4月から9月にかけて一気に降り注ぐ量が増加します。

一般的な塗る日焼け止めのSPFの値がUVBを遮る能力を示します。
SPF50ならば20分度日焼けしてしまうところを、50倍の1000分(16時間40分)にまで遅らせることができる能力を持つ日焼け止めを意味します。

お肌の日焼けは目からうつってくる?

紫外線といえばお肌への影響を真っ先に思い浮かべますよね。日焼けはもちろん、シミやシワなど光老化を引き起こします。ところが紫外線を直接浴びない肌が、目に紫外線を受けることで日焼けするってご存知ですか?

目に紫外線を浴びて肌が日焼けする理由

目には元来紫外線から防御する力が備わっており、通勤時間やお買い物で外に出る程度では目は特に影響を受けません。ところが、長時間を外で過ごす場合には、目の防御力を超えて紫外線を浴びることになるので、サングラスなどで防御する必要がでてきます。
農作業をはじめ外でお仕事をする方やスポーツ、アウトドアのレジャーを楽しむ場合には、サングラスは必須のアイテムとなります。

目に紫外線を浴びることで、脳は防御反応を起こします。この防御反応によってお肌にメラニン色素を作り出してしまいます。
メラニン色素が過剰に作られるとシミになるので、メラニン色素は女性の敵のように思われていますが、本当は紫外線からお肌を守るために作られている物質なのです。
目に大量に紫外線を浴びることで、お肌を守らなければいけないと脳が判断して、皮膚を紫外線から守るためにメラニン色素を作り出してしまうのです。

日焼け止めを塗って外出しているのにすぐに日焼けしてしまう人も多いのですが、実は目を防御することでこのような事態を避けられるのです。

濃い色のサングラスは危険!

濃い色のサングラスほど紫外線を防御すると思っている人が多いのですが、レンズの色と紫外線の透過率に関係はありません。それどころか、濃い色のサングラスを使用したばかりに、目を傷めてしまう危険性もあるのです。
濃い色のサングラスを装着すると、眩しく感じなくなって目を大きく開いてしまいます。しかし、紫外線は関係なくレンズを通過して目に当たるので、サングラスを装着していないときよりも目を傷めてしまうのです。

サングラスを選ぶときは、色の濃さではなく紫外線のカット率で選びましょう。
UVカット率とか紫外線カット率が99%以上ならば安心です。商品によっては紫外線透過率で表されているものもありますが、UVカット率99%以上と紫外線透過率1%以下が同じ値となります。