交通系ICカードがボロボロになった時や券面が読めなくなった時
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交通系ICカードがボロボロになった時や券面が読めなくなった時

交通系ICカード

Suicaは2001年、ICOCAは2003年、PASMOは2007年など主な交通系ICカードが使われるようになって10年以上になります。財布や定期入れに仕舞ったまま改札をタッチすれば通れる便利さから広く普及しています。
財布などに入れっぱなしで良いとはいっても、10年近く使用しているとカードがかなり傷んできます。Suicaのペンギンが剥げて消えかかったり、ICOCAのカモノハシのイコちゃんの姿が消えたりとどうしても擦れて消えていってしまいます。
また交通系ICカードに定期券を搭載して使用している方もたくさんいらっしゃいますが、定期券の駅名や有効期限が読めない、何を書いているのかが分からない状態になっていることも多いですね。

ここではSuica・PASMO・ICOCAなどの交通系ICカードが擦れてしまってボロボロになったときや、載せている定期券の駅名や有効期限が読めない状態のときについていろいろと見ていきたいと思います。

交通系ICカードは鉄道会社から借りているモノ?

Suica(カード)やPASMO(クレジットカードとの一体型は除く)などの交通系ICカードを最初に手にしたときのことを覚えていますか?
定期券を載せないふつうのカードの場合、例えば2000円を支払って手に入れたとしても実際に使えるは1500円分です。最初から定期券として交通系ICカードを購入した場合、定期料金とは別に500円を支払いましたよね。

 

あの500円はデポジット=保証金です。

 

つまり交通系ICカードを鉄道会社から借りる際に保証金として500円を預けており、交通系ICカードを返却すれば手数料なしで保証金の500円が返金されます。
規約等にも明記されていて、交通系ICカードの所有権は発行会社にあるとなっています。
あくまでSuicaやPASMOなどの交通系ICカードは借り物なのです。

 

 

交通系ICカードを払い戻すとき

交通系ICカードを返却する場合には無手数料でデポジットの500円が戻ってきますが、チャージしたお金や定期券部分の払い戻しについては手数料が必要です。

交通系ICカードを定期券として使用しており、さらにチャージもしているという方が多いですよね。
この場合は定期券の払い戻し額+カードに残ったチャージ額(10円未満は10円単位に切り上げ)から手数料を引き、そしてデポジットの500円を加えた額が戻ってきます。
定期券とチャージ分の2件分の払い戻しですが、手数料は1件分(220円)だけです。

 

交通系ICカードに載せている定期券部分だけを払戻す場合。
この場合は定期券の払い戻し額から手数料(220円)を引くだけで、引き続き交通系ICカードはチャージ分を含めて使用できます。

 

定期券を載せていない交通系ICカードのチャージ分を払い戻す場合。
交通系ICカードに入金されている金額から220円を差し引き、デポジットの500円を加えて払い戻されます。当然ですが交通系ICカードは返却となります。

入金されている金額が220円に満たない場合ですが、その全額を差し引いてデポジットの500円を加えて払い戻されます。
なのでできるだけチャージされたお金は使い切ってから払い戻すほうが良いですよね。

 

ちなみに、チャージされたお金だけを払い戻して交通系ICカードを手元に残すことはできません。
ただしチャージしたお金を一切使っておらず、チャージしたその日にチャージした駅へ申し出た場合に限り無手数料でチャージした金額が払い戻されます。これは間違ってチャージしてしまった人への救済策といった感じですね。

 

交通系ICカードがボロボロになったとき

定期入れや財布に入れたままなことが多い交通系ICカードですが、使っているうちに表面が擦れてカードのデザインが分からなくなることも意外と多いです。
表面が擦れているだけならば良いのですが、定期入れや財布をズボンの後ろポケットに入れているとICカードが曲がってきたり、場合によってはカード内のアンテナが断線してまったく使えなくなることもあります。

 

故障すれば当然交換となります。

 

改札はきちんと反応するもののカードの券面があまりにもボロボロになった場合ですが、この場合も駅の係員に申し出れば新しいカードに交換してもらえます。
チャージしていた金額、定期券の区間と有効期限、オートチャージ設定などすべてを引き継いで新しいカードが発行されます。

 

カードが故障している場合は申し出た日の翌日から14日までの間に交換となりますが、カードが故障していない場合は基本的にその場で交換してもらえます。

定期券を載せていない場合には、そのカードを発行している社局へ。
定期券を載せている場合は、定期券を購入した社局へ。

すぐに交換してもらえない場合は、会社の帰りに駅で申し出ておいて翌朝駅で受け取るようにすればいいかもしれないですね。

 

ただし
カードの裏面に刻印された番号が判読できない場合、再発行はできません!
番号が読めるうちに交換を申し出るようにしましょう。

SuicaやICOCAが改札で無反応になる故障の原因
便利な交通系ICカード(SuicaやICOCAなど)ですが、ある日突然改札を通れなくなることがあります。いわゆるICカードの故障です。どのような理由で故障してしまうのでしょうか。またその回避方法はあるのでしょうか。

 

 

定期券を載せた交通系ICカードの券面が読めなくなった時

交通系ICカードに定期券を載せれば券面に駅名や有効期限などが印字されますが、擦れてだんだんと読めなくなることがあります。
また擦れたわけではないけど、例えば何度も券売機で継続で購入しているうちに以前の文字がキチンと消えなくなり、さらにその上に印字されるから何が書いてあるかわからない状態になることも多いです。

 

改札にタッチして通ることができれば何も問題はない。

 

とふつうは考えるところですが、実は交通系ICカードに載せた定期券の内容が読み取れなくなった場合、その定期券は無効となるという規程があります。

ICOCA定期券が無効となる場合
33条-6 券面表示事項が不明となったICOCA定期券を使用した場合

券面の表示が分からなくなった場合には、定期券発売所やみどりの窓口などにカードを差し出して再印字を依頼してください。
読みにくくなった文字を消し去ったうえで再印字してもらえます。

ただカード自体が古くなってくると再印字してもすぐに読み取れなくなることがあります。
この場合はカードを交換してもらえます。

左が券売機で何度も継続購入したために字が読み取れなくなったICOCA定期券。

右がみどりの窓口へ出して再印字してもらったICOCA定期券です。

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