花粉症は薬に頼るだけではなく薬以外の対策もしっかり行いましょう

花粉症と言えば春のスギ花粉による症状を思い浮かべますよね。でも実際には夏から晩秋にかけても花粉症で苦しんでおられる方はたくさんおられます。
だからと言って年中アレルギー性鼻炎の治療薬を飲み続けたり、目薬や点鼻薬を使い続けるのも良いとは言えません。すぐに薬に頼るのではなく、まずは薬以外の対策・対処を施して少しでも花粉症を和らげていきましょう。

スギ花粉はほぼ一年中飛散している?

早春のまだ早い時期にスギ花粉の飛散が始まり、ヒノキ花粉の飛散が始まるころにはいったん収束するので、スギ花粉による花粉症の方は「やっと峠を超えた!」と安堵するものでしょう。
ところがスギ花粉の花粉症患者の中には、秋になるとまた花粉症がひどくなるという方もおられます。

イネ・ブタクサ・ヨモギなどの花粉は夏から晩秋にかけて飛散することはよく知られていますが、これらはアレルゲンとはなっていないのに・・・
ひょっとしたらハウスダストに反応してる?

地域による差はありますが、スギ花粉は5~6月までには飛散が落ち着くのですが、9月ごろになるとまた飛散が始まり翌春まで続くことが分かっています。

データ出典 花粉カレンダー|花粉症ナビ

花粉症の最大の原因となるスギ花粉、思いのほか長い期間飛散してるのです。
もちろんハウスダウストも原因としては大きなウェイトを占めているのですが、秋から冬にかけての鼻のムズムズ感も、実はスギ花粉が影響していると思っても良いかもしれません。

薬以外の花粉症対策

花粉症の原因として大きなウェイトを占めるスギ花粉。
夏場をのぞきほぼ年中花粉が飛散しているわけですが、だからといってずっと薬にばかり頼るのもどうなのかなって思う方も多いことでしょう。
薬以外の花粉症対策や対処法も実践していきましょう。

メガネをかける

春先には着用している方が多い花粉症対策メガネですが、夏から秋にかけての花粉症対策にはあまり用いられていない感じがしますね。たしかに花粉防止メガネはあまりオシャレではないですし。

でも目に風が当たる環境、たとえば屋外・エアコンの風が当たる場所・自転車を運転といったシチュエーションでは花粉が風邪で運ばれて目に達する危険性が高まります。

花粉防止メガネはちょっと・・・という方は普通のメガネでもよいからかけてください。


出典:花粉症の目のかゆみ 「効く対策」に7つのウソホントより

この図を見れば一目瞭然です。
花粉防止メガネにはかないませんが、普通のメガネをかけるだけでも目に入る花粉の量を半分以下に抑えることができるのです。

特にコンタクトレンズを使用している方は、花粉症の症状が出ている間はメガネに変えるか、またはコンタクトレンズ+だてメガネでも効果があるので実践してみてください。

ツルツル素材のアウター&帽子

春先や秋口になるとニット素材のアウターでおしゃれを楽しむ方も多いと思いますが、ニット素材は花粉をキャッチしてしまいますので避けるほうがいいです。

アウターにはナイロン素材などツルツルした素材で花粉がとどまりにくいものをチョイスしましょう。アウターに付いたまま花粉を家に持って帰らないように。

また帽子をかぶることで髪の毛に花粉がつくことが防げますし、帽子もナイロン素材などツルツルしたものを選べば帽子に付着することも防げます。
またキャップなどつばの付いた帽子は目への花粉侵入を防ぐ役割も果たしますのでおすすめです。

家に帰れば部屋着に着替える

ツルツル素材のアウターでお出かけして、家に入る前には必ず服をはたいて花粉を落とす。
でもなかなかすべての花粉を払い落とすことは難しいですし、どうしたって花粉を家の中に持ち込んでしまうものです。
その花粉がついた服で家の中にいれば、花粉を部屋中にまき散らしてしまうことに・・・

家に入る前に花粉を十分払い落とし、家に入れば部屋着で過ごす。
意外と効果の高い花粉症対策なんですよ。

シャワーや入浴は寝る前に

疲れて家に帰ってきてシャワーや入浴をしないまま寝落ちてしまい、朝起きてからシャワーを浴びる。これは花粉症対策としては最悪なのです。

寝る前に花粉をしっかりと洗い流して、就寝中に花粉を吸いこまないようにしましょう。
またゆっくりお風呂に浸かることは血行を促進し免疫力がupしますので、できれば夜寝るまでに入浴することをお勧めします。

睡眠不足・ストレス・運動不足に注意

睡眠不足・ストレス過多・運動不足は免疫やホルモンバランスを崩す要因となり、花粉症悪化の原因となってしまいます。

夜更かししないよう早めに床に入るとともに、ストレスを溜め込まないよう適度な運動で上手に発散して花粉症を悪化させないようにしましょう。

花粉を避けたいという思いから屋内に閉じこもってしまい運動する機会が減少しがちですが、花粉の飛散が少ない早朝にランニングやウォーキングをする。またスポーツクラブやプールなど屋内施設での運動も考慮しましょう。

お酒とたばこはNGです

適度なお酒は血行を良くするなど良い面もありますが、飲みすぎてしまうと花粉症による鼻づまりなどを悪化させてしまいます。

たばこは煙に含まれる化学物質によって鼻の粘膜を刺激してしまい、鼻づまりをさらに悪化させるなど花粉症の方にとっては悪いことだらけです。ご自身がたばこを吸わないだけではなく、極力たばこを吸っている人に近づかないように注意しましょう。

花粉症の目や鼻をいたわりましょう

花粉によって目や鼻の粘膜を痛めてしまい、目がかゆくて仕方がなかったり、鼻のかみすぎで皮膚が荒れてしまうなどさまざまな影響が出る花粉症。
目をや鼻をかいたり触ったりしないようにしましょう。

水道水で目を洗っちゃダメ

目に入ったゴミや花粉など異物を洗い流すのは良いことなのですが、水道水で洗ってしまうと目を守っている涙まで洗い流してしまい、目を傷つけてしまう原因になるのです。
もし洗い流す場合は水道水ではなく人工涙液を使用しましょう。

※人工涙液はソフトコンタクトレンズ装着時にも使用できます。

目がかゆいからと言ってかいちゃダメ

どうしても我慢できなければ目薬を使用することになりますが、まずは目を冷やしてみましょう。
タオルなどを冷たい水で絞って瞼の上に載せると、かゆみが徐々に消失して楽になりますよ。
くれぐれもかゆいからと言って目をかかないように!

鼻うがいも効果的です

鼻うがいで鼻の粘膜に付着したごみや花粉を洗い流すことは、花粉症の悪化を防止するうえで効果的です。ただし目の場合と同じで、鼻うがいの際にも粘膜を傷つけてしまうので水道水は使わないようにします。

生理食塩水(0.9%食塩水)で鼻うがいをしましょう。

鼻のかみすぎで荒れちゃったら

鼻水がどんどん出てくるから仕方なく鼻を何度もかむわけですが、そのうち鼻の中や鼻の周りがヒリヒリとするくらい荒れちゃうことってありますね。

こういう時にはワセリンを塗ります。
乳液などは荒れた肌粘膜にしみてしまって痛いですが、ワセリンならしみることもなくお肌にも優しいですよ。
また鼻の穴の周りに薄くワセリンを塗っておくと、花粉がワセリンにくっついて鼻粘膜に届きにくくなり花粉症予防にもなるのです。

花粉症の鼻にはワセリンを使いましょう。

薬以外の花粉症対策

花粉症を予防するためには日ごろから健康に気を遣うことも重要です。寝不足・ストレス・運動不足・お酒・たばこなど改めるべき点って意外と多いですよ。
また本文には書きませんでしたが、お茶やヨーグルトなどは薬のような効果はありませんが、常日頃から摂取しておくことで多少の効果は出ると言われています。

本当にひどくなれば対症療法として薬を服用しなければなりませんが、それまでは薬だけに頼るのではなく、簡単にできる対処法で花粉症が少しでも軽くなるように頑張りましょう。