以前ならば家の不用品や使わなくなったものを売るとなるとヤフオクの利用が一般的でした。
オークションのためにその商品がどうしても欲しい人がいればどんどん価格が上がっていき、思ってもみない高値で売れてしまうこともありました。
今ではメルカリなどフリマアプリが人気ですね。
ヤフオクより気軽に始められるため、女性の利用が大変多いのが特徴となっています。
いざ家の中の不用品を売ってみようと思ったけど、ヤフオクのほうがいい?やっぱりメルカリ?
売りたい品物によって上手に使い分けることが高値販売のコツになるのです。
ヤフオクとメルカリの違い
まずは基本の違いから押さえていきましょう。
ヤフオクはオークション、メルカリはフリーマーケットです。
オークションはその品物を欲しい人が入札していき、制限時間内に最も高い価格で入札した人が落札となります。
即決価格を決めていなければ、制限時間にならないと落札者が決まりません。
フリーマーケットは売る人があらかじめ価格を提示しておき、その価格で欲しいと思った人が購入します。
つまり購入者が現れれば即売買成立となります。
ヤフオクでは、その商品がどうしても欲しいという人が多い場合には価格がどんどん上昇していきます。
欲張って最低入札価格を高くしてしまうと、誰も入札してくれないといった事態も考えられます。
メルカリでは売る側の言い値で価格が決まってしまいますが、フリーマーケットでは値下げ交渉をしながら買い物を楽しみますよね。フリマアプリであるメルカリでも値下げ交渉が当たり前のように行われています。
ヤフオクとメルカリの基本的な違いは以上のようなところになります。
ヤフオクとメルカリでは利用者の層がかなり違う
実はこの違いも大変大きなものがあり、上手に使い分ける必要があります。
ヤフオクは30歳以上の男性利用者が多く、メルカリでは40代以下の女性が主な利用者層となります。
ヤフオクではパソコンや家電製品のほか、自動車やオートバイのパーツ、ガンプラや鉄道模型など趣味の分野の出品が多くなる傾向です。
メルカリはバッグや衣服類、アクセサリーといったファッション系アイテムが多いです。手作りのアクセサリーを販売している方も多いですよね。
もちろんヤフオクにもファッションアイテムは出品されていますし、メルカリにも趣味の分野の品々が出品はされています。
しかし落札や購入希望者が多いほうに出品しなければ、出品した品物を見つけてくれる可能性はどうしても低くなってしまいます。
ですので利用者を考えたうえでの出品が重要だということはお分かりいただけるでしょう。
手数料について
以前ヤフオクではYahoo!プレミアムという有料会員にならなければオークションを使うことはできませんでしたが、ヤフオク!アプリを使って出品する場合にはYahoo! JAPAN ID の登録とモバイル確認または本人確認で利用できます。
モバイル確認は携帯電話へ送られるSMSに記載されたヤフオク!認証コードを入力すれば完了です。
ヤフオクの落札した時のシステム手数料もメルカリの販売手数料もともに価格の10%です。
販売するときはこの10%が必要だということを忘れないように。
ヤフオクの場合、Yahoo!プレミアムに登録していたら落札時のシステム手数料が8.64%と少しだけ安くなります。プレミアム会員の月会費は498円必要ですので、微妙なところという感じですね。
相手に名前や住所を知らせずに利用したい
ヤフオクにしろメルカリにしろ、出品者も落札・購入者も住所や名前を相手に知られるからと利用をためらっている方が多いと思います。
ヤフオクでは「ゆうパック(おてがる版)」「ゆうパケット(おてがる版)」といった郵便局のサービス。
メルカリでは「ゆうゆうメルカリ便」という名前で「ゆうパック」「ゆうパケット」といった郵便局のサービスのほか、「らくらくメルカリ便」という名前でヤマト運輸の「ネコポス」「宅急便コンパクト」「宅急便」を利用した匿名配送が利用できます。
ヤフオクもメルカリも本来は個人対個人での取引ですから、住所も名前も相手にバラさなければ取引ができなかったのですが、この匿名配送を利用すれば安心してヤフオクやメルカリを利用できますよ。
相場が分からないときはヤフオク
「家にある物を売りたいけど、いったいこの商品の相場っていくらくらい?」
「調べてみたけど過去にあまり出品されていなくて価格の付け方が分からない」
そういう時はヤフオクに出品するほうが良いですね。
その商品に対する価値が分からない場合、ヤフオクに出品することによって欲しい人が価格を上げてくれます。
ガラクタにしか思えない商品が、ビックリするほど高い値段になって落札されることだってあるのですよ。
売却したい価格が決まっているならばメルカリ
ヤフオクを使って商品を入手しようとしている人の大半は、市場価格よりもとにかく安い値段で手に入れたいと思っています。
メルカリを利用する人も同じ傾向にはありますが、女性が多い分
“このバッグを絶対に手に入れたい!”
という人もいますので、意外とこちらの提示額で交渉成立することも多いですよ。
もちろん市場価格よりも高い価格で出品すれば見向きもされませんが、そこそこの価格で売り出していれば割と早く買い手が付きますよ。
メルカリのバーコード出品は超便利
相場が分からないから値付けに不安があるときにはヤフオクを推していましたが、メルカリに超便利な機能が生まれました。
その名はバーコード出品。
本やCD、DVD/ブルーレイ、ゲームに限られるのですが、その商品に付いているバーコードをメルカリのアプリでスキャンすれば、商品名と説明とともに売れやすい価格が表示されます。
メルカリでの過去の平均的な販売価格を参考価格として表示してくれるのです。
何もかもメルカリにお任せですから、ホントに楽して出品できますよ。
いかがでしたか?
いまや不要になったらヤフオクやメルカリで販売して、そのお金でヤフオクやメルカリで購入するというサイクルを多くの方が実践しています。お店で買うより安く購入できて、不要になれば売却するという合理的なライフスタイルですね。
そこまではいかににしても、部屋の片隅でホコリをかぶっているものや、タンスの肥やしになっている洋服を売るだけで生活が潤うって素敵なことじゃないですか?
ヤフオクやメルカリを上手に利用して、スマートなライフスタイルを作り上げましょう。