今や携帯電話は必需品となった感じですね。
小さなお子さんからお年寄りまで、従来型の携帯電話(ガラケー)やスマホを持つ姿は全く珍しくなくなりました。
その一方で気になるのは通信費の高さですね。DoCoMo・au・Softbankの大手3社と家族全員が契約していれば、月々の通信費はかなりの高額になってしまいます。
そこで通信費を抑えるために格安simを導入する方が増加中です。
しかし大手3社と格安simとの間に違いがあるのも事実です。
そこで携帯大手3社と格安simにはどのような違いがあるのかを見ていきましょう。
大手3社を利用するメリット
DoCoMo・au・Softbankの大手キャリア3社を利用するメリットを見てみましょう。
店舗が近くにある安心感
大手3社の場合は日本中に店舗があり、故障や修理の依頼のほか、携帯電話やスマホの使い方を直接教えてもらうこともできます。端末の修理の際には代替機の貸し出しがあるなど、とにかく何かあれば店舗へ駆け込むことで解決することがたくさんあります。
しかし多くの格安simを運営する会社では実店舗がまったくなかったり、あっても少数にとどまっているケースが大半です。(スーパーや家電量販店への出店がほとんど)
このため質問などは電話やメールで行うことが通常です。
端末のサポートを受けられる格安simも増えてきましたが、故障するなどした場合も同様に電話やメールで連絡してからの対応となります。
携帯決済(キャリア決済)が利用できる
Google PlayやApp Storeなどでアプリのほかゲームや音楽などをダウンロードしたさいに、その支払い方法として選べる携帯決済(キャリア決済)
Amazonなど通販サイトでも利用できるところが多くなっています。
毎月の通信・電話代と一緒に利用料を支払うもので、利用している方も多いですね。
ところが格安simの場合はごく一部を除いてこの携帯決済(キャリア決済)が利用できません。クレジットカードなど他の支払い方法を利用することになります。
クレジットカードの番号を入力することなく、便利に安全に決済ができる携帯決済(キャリア決済)が使えないのはマイナス点です。
キャリアメールが使える
DoCoMoならば@docomo.ne.jp、auならば@ezweb.ne.jpまたは@au.com、ソフトバンクは@softbank.ne.jpといったメールアドレスが付与されています。それぞれの携帯会社を表すメルアドですので信頼も高いですよね。
格安simに換えればこれらのキャリアメールは使えなくなります。意外とこのことがネックになって大手通信会社から乗り換えられない人も多いようです。
ただ現実の話としてiPhoneならば@icloud.com、@me.com、@mac.com といったメルアドが付与されていますし、Androidならば@gmail.comというメルアドが付与されています。
また新しくgmailやYahoo!メールを取得してもメールの送信はできます。
たった1回、アドレスが変わりましたと通知すれば特に問題はないはずなんですよね。
また長らく連絡を取り合っていない人もアドレス帳にはたくさん入っているはずです。
そういった人たちにアドレスが変わりましたと送っても、宛先不明で返ってくるメールも多いものです。
アドレスを変えるときって、アドレス帳を整理できるときでもあるんですよ。
購入したスマホの設定をしてもらう
携帯電話やスマホを購入したものの、まず最初に何をすればよいのかわからない人も多いものです。店舗で購入すれば最初の設定をしてもらえることが普通ですね。
きちんと電話がかかるか着信するかなど、最低限のチェックも店舗のスタッフが行ってくれます。
simカードをどこへ挿せばよいのかもわからないような機械が苦手な人にとっては、これも大事なことなんですよね。携帯大手3社から格安simに移ったとしても、手持ちのスマホに自分でsimカードが挿せずに困り果てる人も少なからず存在しているのです。
通信速度が速い
大手3社でもお昼12時前後や夜9時以降になると、利用者が集中することから若干通信速度が遅くなります。
ところが格安sim各社は大手3社から回線を借りて運用していることから、速度の低下が大手3社よりも顕著になります。
格安simでもLineやメールなど文字主体のやり取りであれば全く問題ありませんが、スマホで画像の多いwebを閲覧したり、youtubeなどで動画を見るときはやや遅さを感じるかもしれません。
それもWi-Fiを活用することで問題は解決?
格安simを使うメリット
DoCoMo・au・Softbankの携帯大手3社から格安simに変わった場合のメリットを見ていきましょう。
2年などの契約期間の縛りがない
DoCoMo・au・Softbankの大手3社と契約しているほとんどの人は契約期間2年の自動更新。契約満了となる前後の月内でないと、解約やNMPによる転出の際には高額の違約金が発生します。
それに引き換え格安simでは2年縛りという契約はありません。
契約後1年程度経過すれば、解約してもMNPで他社へ転出しても違約金などは発生しません。
この自由度の高さは格安simの大きな特徴でありメリットです。
月々の通信費が大幅に安くなる
格安sim最大の特徴が通信費の安さです。
通話もLineやSkypeで済ませる人が多くなっていることを考えると、この通信費の安さは大きな武器です。
携帯大手3社と契約している場合、月に6~7000円かかっている方が多いのですが、格安simならば平均で月に2000円程度に抑えることができます。
ただし頻繁に電話をかける人の場合は注意が必要で、格安simの場合30秒20円の通話代が基本的に必要になります。ちょっと長話をしたら1時間で2400円の高額な電話代が必要に。
ただ格安simでも5分とか10分かけ放題のプランが登場していますので、こういったプランを利用すればあまり気にする必要もなくなっているとも言えますね。
電話による通話は50%以上の人が10分未満というデータもあるほどですから。
携帯大手3社と違って格安simは料金が上がりません
このカラクリに気付いていない人って多いですよね。
携帯大手3社と契約している大半の方は、各社で販売されている携帯電話やスマートフォンを購入しています。その際には「月々サポート」「毎月割」「月月割」といったプランで契約していますよね。一見すると得しているように感じるのですが、これらのプランを最大限に利用するには常に携帯電話やスマートフォンを買い替え続けなければならないのです。
だって新しい端末を購入しなければ割引が受けられないのですから。
「月々サポート」「毎月割」「月月割」が端末の分割代金と同額だった場合、支払い終わった後は実質の値上げです。
分割払いが終わったのに月々の支払いが変わらないのですから。
格安sim各社でもスマートフォンが分割払いで入手できますが、分割払いが終われば通信代だけとなり料金が上がることはありません。
携帯大手3社で発売されている端末はかなり性能がよく高価なものですので、2年ごとに買い替えるのはもったいないです。その端末の性能をフルに活用できているのは一日中スマホでオンラインゲームをしているような人だけかも。
snsと通話とネット閲覧に動画を見る程度ならば、3万円程度のスマホでも3~4年は十分に使えますよ。
端末代金を支払い終えれば本来の通信代の支払いだけで済む、つまり格安simでは料金が上がることがないのです。
まとめ
携帯電話やスマートフォンが生活必需品となったいま、月々のランニングコストを気に掛けることはごく普通のことです。
多くの方はLineやTwitterなどのsnsのほか、通話とメールとネット閲覧に動画鑑賞といった使い方でしょうから、格安simに乗り換えればかなりの経済的メリットを享受できますよ。
またお昼の12時ごろから1時間程度は利用者が集中することで通信速度の低下は避けられませんし、その点を追求する人もいるようですが、一般的な使い方をする人にとってはあまり関係ありません。
LineやTwitter程度ならば影響は出ませんから。
ぜひ格安simへの乗り換えを検討してください。
もっと早く乗り換えればよかったと後悔しないように。