注文した記憶がないけど開封してしまった・送りつけ商法の対処法

詐欺や架空請求など

2010年ごろから商品を無理やり送りつけておいて代金を請求する(請求書が同封されていたり、代引きだったり)悪質な詐欺が激増しています。これを「送りつけ商法」または「ネガティブオプション」といいます。
Amazonのマーケットプレイスへ出店しているのかAmazonの段ボール箱を使用して送りつけてきたり、中国を中心に海外から発送してくるネガティブオプションも多発しています。

昨今は通販を利用する人が多く

「あれ?何か注文したかな?」

と思いながらとりあえず開封してしまうという、曖昧な記憶を突く形で“送りつけ商法・ネガティブオプション”による被害が激増している現状があります。
受取ってしまったり、開封してしまった場合にも正しく対処すれば大丈夫!
あくまで送りつけ商法・ネガティブオプションは詐欺という犯罪行為なのですから。

 

 

基本は荷物を受け取らないこと

近年はAmazonや楽天市場など通販サイトで商品を購入し、郵便局や宅配業者が自宅など指定した場所へ運んでくれるという買い物スタイルが根付いてきました。ちょっとした小物でもサイトでショッピングを済ませてしまう人も多いことでしょう。

このように頻繁に自宅などへ荷物が運ばれてくる人も多いため、どこからの荷物で中身は何かを確認もせずにハンコを突いたりサインして荷物を受け取ってしまう方が多いですね。
また不在時や新型コロナ対策で人(配達員)との接触を避けるために“置き配”を利用しているため、ハンコもサインも無しで配達済みとなっているケースも多いですね。

送りつけ商法・ネガティブオプションから簡単に被害を免れる方法が

 

「どこからの荷物」で「中身が分かる物」で「身に覚えのある荷物」以外は荷物を受け取らないこと

 

身に覚えのない荷物ならば、宅配の担当者に受け取らない旨を申し出てください。
受け取りを拒否された荷物は、郵便局や宅配業者によって差出人へ返されることになります。

荷物を受け取らなければ「送りつけ商法」「ネガティブオプション」は成立しないのですから。

 

 

ポストへ投函された郵便物の場合

郵便局には「レターパックライト」という商品があります。
A4サイズで厚さは3㎝まで重さは4㎏までの商品を送ることができ、さらに受領印をがいらない、つまりは郵便受けに配達されるのです。
これではいくら気をつけていても、勝手に受け取ってしまいますよね。
ゆうパック(小包)などと違い受領印が必要のない郵便物については、以下の要領で受取拒否とすることができます。

 

メモでも付箋でも何でもよいので、受取拒絶や受取拒否と記載してフルネームで署名または押印(シャチハタ可)した紙を郵便物の表面に貼り付けて、ポストへ投函または郵便局へ持参してください。

なおこの方法は国際郵便でも利用できますので、海外から送り付けられた郵便物に対しても有効です。

 

 

なお開封した郵便物は郵便局に対して受け取り拒否ができません

 

受け取り拒否の方法は下記のページで詳しく説明していますのでご覧ください。

 

郵便物や荷物の受取拒否の方法 DMや架空請求など迷惑な郵便物も拒否
しつこく送られてくるダイレクトメール。捨てるしかないと思っている方が多いのですが受取拒否もできますし、発送元へ直接電話してダイレクトメールを送ってこないようにいらいすることもできます。特に郵便物の受け取り拒否は簡単にできますからぜひ覚えておきましょう。

 

 

荷物を受け取った場合

先にも書きましたが、最近はAmazonや楽天市場などを利用して商品を宅配で運んでもらう購入方法がすっかり根付きました。
このために「どこからの荷物」で「中身は何か」を確認もせずに受け取ってしまうケースが非常に多くなっています。
これでは詐欺グループの思うつぼです。

 

しかし同居している家族が何も知らずに受け取ることもありますし、宅配ボックスやマンションの管理人等が荷物を預かっているケースもあります。
また新型コロナウイルスの感染防止の観点からメーターボックスなど指定した場所への「置き配」のほか、配送員と接触しないようにするために在宅していても玄関先へ荷物を置くように指示する方も多くなっています。

 

受取ってしまった荷物が、「どこからの荷物」「中身が分かる物」「身に覚えのある荷物」ではないときには、以下のような対処法を行いましょう。

 

Amazonなど有名通販サイトからの荷物

Amazonや楽天市場など大手の通販サイトを利用した送りつけ商法も多発しています。
特に中国からの送りつけ商法はAmazonが利用されることも多いようです。
Amazonや楽天市場など大手通販サイトからの送りつけの場合には、各通販サイトのカスタマーサービスなどへ

「頼んでもいない商品が送りつけられた!」

と連絡してください。

ちなみにAmazonの場合は代引きで荷物を受け取ってしまった場合でも、被害者だと認められれば返金に応じてもらえるようです。
※基本はAmazonギフト券での返金になり、現金だと時間がかかるようです。

 

ハンコを押したりサインして荷物を受け取った場合

受取人本人や家族などがハンコを押したりサインして荷物を受け取った場合、原則受取拒否はできません。
ハンコを押したりサインをしたということは、その荷物はわたし宛のものであり確かに受け取りましたと郵便局や宅配業者に宣言しているわけです。
ただし受け取ってすぐの場合、郵便局ならば配送を受け持つ郵便局へ、宅配業者ならば管轄の配送センターへ相談することで受取拒否の扱いをしてもらえる可能性があります。
ただし開封していれば相談にも乗ってもらえないので、身に覚えのない荷物の開封は慎みましょう。

 

宅配ボックスや置き配、管理人等が受け取った場合

宅配ボックスに入れられていたり、マンションの管理人が預かってくれている場合には、すぐに配達をした郵便局や宅配業者に連絡して受取拒否をお願いしてください。
置き配だったり玄関前へ荷物を置くように指示している場合でも同様です。
また職場で誰かが代理で受け取った場合や、入院している病院が代わりに受け取った場合も同様です。

ただし、いずれの場合も開封していると受取拒否はできないので注意が必要です。

 

 

代引きで商品を受け取った場合

ハンコを押したりサインをするだけでなく、代金引換の商品でお金を払って商品を受け取った場合ですが受取拒否はできません。
また郵便局や宅配業者に対して商品代や代引き手数料の返還を求めても応じてはもらえません。

商品代の返還はその商品を差し出した人(この場合は詐欺グループ)に対して行うことになります。

警察に被害を届け出て、商品代の返還は弁護士にお願いするしかないのですが、商品を差し出した人(詐欺グループ)が見つからなかったり海外を拠点にしていることも多く、仮に送りつけてきた相手が分かったとしても代金が返還されることはかなり難しいのが現状です。

 

 

開封してから注文していないことに気付いた

「何か買ったかな?」

そう思いながら開けてみたものの全く身に覚えのない商品だし、中には請求書が入っている。

「こんなもの頼んでいない!送りつけられた!詐欺だ!」

そう思うものの開封してしまったし、やはり請求書記載の金額を払わなければいけないのか・・・

開封した場合は宅配業者に対して受取拒否の手続きをとることができません。

 

しかし注文したのではなく勝手に送りつけられた場合には、売買契約が結ばれていないことになりますのでお金を支払う必要はありません。
だからといって捨ててしまったり、食べちゃったり、使用するとどうなるのか。

 

送り主である詐欺グループが返還を求めた場合に対処ができず、結局は請求通りの金額を支払わされる羽目になってしまいます。

開封したとしても中身を使ったり捨てたりすることなく、受け取ってから14日間はそのまま放置しておいてください。
15日目になれば捨てようが、食べようが、使おうが勝手にできるのです。

これは特定商取引法による規定で、受け取ってから14日を経過しても送り主が荷物を引き取らなければ、お金を払わずに自由に処分しても良いことになっているためです。

 

書面で詐欺グループに引き取り請求をし、通知して7日間を経過しても引き取らなければ自由に処分ができます。
書面はハガキでも良いのですが、確実に相手に届いたことがわかるように「簡易書留」や「特定記録」で送付するようにします。
ここで最大の問題点が。
こちらから詐欺グループに近づいてしまうことになりますから、それだけでも不安を感じることになりますよね。
さらに、詐欺を働こうとしているわけですから、相手が正確な住所や電話番号を記載していない可能性も高いのです。
ですから何もせずに14日が過ぎるのを待つほうが良い、そう思います。

各地にある消費者生活センターや警察の生活の安全に関する相談窓口である#9110、または各警察署の生活安全課などに相談すれば、アドバイスとともに詐欺被害未遂として取り扱ってもらえますのでそれだけでも安心できますよ。
これらの機関を積極的に利用しましょう。

開封したから代金を支払うほかない・・・
などと考えずに毅然と対処しましょう!

 

商品を受け取って14日を経過したことを証明する方法

郵便局や大手の宅配業者ならば、送り状に記載された伝票番号を「郵便追跡サービス」「荷物お問い合わせシステム」に入力することで配達日時が分かりますのでプリントアウトし、届いた荷物に貼られている送り状と一緒に保管しておきます。

そして配達されてから15日経過した日の新聞と届いた荷物などと一緒に写真を撮っておきます。
新聞は一面で日付が大きく印刷されている部分を利用します。

これが最も簡単な14日経過を証明する方法となります。
写真はいろいろな角度からたくさん撮っておくことをお勧めします。

 

 

その他の注意事項

  • 購入しない場合には〇日以内に返送、返送しなければ購入するものとみなします
  • アンケートに答えたら勝手に商品が送られてきた
  • 購入の意思が無ければ申し出るようにとのダイレクトメールが来ていた
  • 開封した場合は購入の意思を示したものとします

 

元々売買契約を結んでおらず勝手に送りつけてきたものに対して、代金の支払い義務はありません。
すべて無視で良いのです。

相手にこちらから電話をするようなことはやめてください。
相手との接触は極力避けるのが鉄則です。

 

開封していない場合には荷物を着払いで送り主に送り返しても良いのですが、正確な住所等を記載していなかったり、まったく住所が書かれていないケースも多いのが難点。
何度も言いますが、基本は無視!
荷物は邪魔ではあるのですが、14日間だけ我慢してください。

中には繰り返し請求書などを送りつけてくる詐欺グループもいますが、無視するか受取拒否を行えばOKです。

開封した場合には購入の意思を示したとするなんて書かれていたとしても、勝手に送りつけているだけですから気にしなくても良いです。
とにかく“勝手に処分しない”で14日間放置すれば良いのです。

 

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