PiTaPaでJR西日本を利用しよう!便利にお得に変わりました

PiTaPaは関西の私鉄が中心となって設立されたスルッとKANSAIが発行する非接触型ICカード(電子マネーカード・乗車カード)です。
最大の特徴は事前にチャージしてから利用するプリペイド式(SuicaやICOCAなど大半のICカード)ではなく、クレジットカードと同様のポストペイ式1か月分をまとめて後払い)である点です。
この支払い方式の違いによってPiTaPaエリア以外での利用の際は現金によるチャージ(プリペイド)が必要でしたが、JR西日本のICOCAエリアの一部で利用の際はポストペイ式が利用できるようになりました。

PiTaPaは後払い式のICカード

これまでPiTaPaでJR西日本のICOCAエリアを利用する場合、券売機やチャージ機などによってあらかじめ現金をチャージしておく必要がありました。

普段は私鉄や地下鉄をポストペイ式で利用している方にとって、わざわざ現金でチャージするという作業は本当に面倒でした。

中には“チャージしなければいけない”ということを忘れていて、自動改集札機の扉が閉まって慌てる人も少なくはありませんでした。

また現金をチャージするくらいならば、「昼間特割きっぷ」をJRの駅周辺の金券ショップや自動販売機で買うほうが安くて便利!という方のほうが多かったくらいです。

PiTaPaがなぜポストペイにしたのか。

それはずばり投資額の抑制が理由であったと言われています。

SuicaやICOCAのようなプリペイド式を導入するのに比べると、自動改集札機の改修が更新程度で済むため8割近く抑えられたそうです。

PiTaPaのポストペイによるICOCAエリアの利用

2018年9月30日に「昼間特割きっぷ」の発売が終わる一方で、翌10月1日からPiTaPaによるポストペイでのJR西日本の利用が開始されました。

ただしICOCAエリアすべてでの開始ではなく京阪神を中心とした区間に限定はされていますが、その煩わしさから解放されたためにPiTaPaでのJR西日本の利用が増加することは確実でしょうね。


JRおでかけネットより


JR西日本ニュースリリースより

上の図がICOCAエリア、下の図がPiTaPaのポストペイで利用できるICOCAエリアです。

ICOCAエリアのうちポストペイで利用できない区間は、従来通りPiTaPaに現金でチャージした上での利用になります。

ICOCAは列車利用によるポイントが付与されるように

同日(2018年10月1日)からICOCAの利用でポイントが貯まる、ICOCAポイントサービスが始まりました。

列車の乗車回数に応じてポイントが貯まるもので、1ポイント=1円としてICOCAにチャージできるなど「昼間特割きっぷ」の後継サービスとなっています。

ポイント付与の条件などはこちらの記事

このサービスを利用するには手持ちのICOCAを、JR西日本の券売機であらかじめポイント利用サービスに登録しなければなりません。

登録自体は大変簡単ではあるのですが、面倒に感じてしまうかもしれないですね。

※SMART ICOCAは登録不要

PiTaPaではポイント付与はありませんが

PiTaPaのポストペイで京阪神のICOCAエリアを中心に利用できるようになりましたが、PiTaPaの利用ではICOCAポイントは貯まりません。

しかしポイント付与より大きなサービスが始まっています。

それは

PiTaPa割引サービス

ICOCA利用によるポイント付与と同じ条件で、PiTaPaの場合は運賃自体が割引されるのです。

利用回数割引

JR西日本のポストペイエリア内の駅相互間を利用する場合で、同一月内に同一運賃区間の利用回数が11回以上になった場合、11回目以降の利用1回ごとにその区間の運賃を10%割引するというものです。

同じ駅と駅を11回利用ではなく、例えば同じ220円区間の新大阪~天王寺と京橋~尼崎のように同じ運賃区間を、同じ月内に11回以上利用した場合に適用されます。

220円区間の場合だと、11回目の料金からは198円になるということですね。

時間帯指定割引

この時間帯指定割引は「昼間特割きっぷ」をリメイクしたサービスという位置づけです。

平日の10時~17時の間に入場または出場
または
土休日および年末年始の終日(始発列車から最終列車まで)
の利用が対象で

下図の「時間帯指定割引適用区間」のグループごとの利用回数が4回以上の場合、4回目以降の利用1回ごとに、その区間の運賃を30%または50%割引くというサービスです。


JR西日本ニュースリリースより

これまで「昼間特割きっぷ」を利用してきた方ならば分かりますよね。

ほぼ「昼間特割きっぷ」の発売区間を踏襲しているのです。

元々阪急・阪神・京阪に流れていた旅客を取り戻すべく、各私鉄と競合する駅を中心に設定されていたのが「昼間特割きっぷ」です。

それも競合している私鉄が中心となって発行しているPiTaPa利用者に対してのサービスです。

完全に私鉄の旅客を取りにかかっています!

ICOCAだとポイント付与であり、利用した料金は割り引かれることなく差し引かれます。

それに対してPiTaPaでの利用だと料金自体が安くなるのです。

ICOCAでJR西日本を利用するよりも、PiTaPaで利用するほうが得ですよ!

PiTaPaでICOCAエリアを利用するときの注意点

ICOCAと違って事前登録の必要がありません。手持ちのPiTaPaで自動改集札機にタッチして乗車・下車すればOKです。

JR西日本のポストペイエリア内でPiTaPaを利用して乗車した場合は、ポストペイ式で料金が請求されます。
PiTaPaにチャージされている残額からは引かれません。

以下の場合には従来通りPiTaPaのチャージ残額から差し引きます。
・乗車駅または下車駅がポストペイエリア以外の場合
・乗越精算機を利用した場合
・券売機で切符を購入する場合

PiTaPaでICOCAエリアを乗車しよう

ICOCAポイントサービスもなかなか面白いサービスではあるのですが、ポイント付与より利用料金の割引のほうが利用者にとってはメリットが大きく、現時点ではICOCAでポストペイエリアを乗車するよりも、PiTaPaで乗車するほうが断然お得です。
JR西日本がPiTaPa利用者も囲い込むための大胆なサービスです、ぜひ上手に利用したいものですね。