個人間融資は気楽に利用できる?実態はヤバすぎるヤミ金ですよ!

手を出さない!

SNSや専用の掲示板などを使って融資を求めたり、融資を行うとお客を募る形態の個人間融資。
あたかも友達や職場の同僚から給料日までのつなぎとして数万円を借りる、そんな感覚で個人間融資を利用する人が多いようです。
しかし個人間融資は気楽に借りられる半面、それをはるかに超えるリスクが存在していることをご存じですか?

「とにかく今お金があればそれで助かる、以降のことは考えられない」

そんな感覚で利用していると、たった数万円のことで人生を破滅へと向かわせてしまうきっかけになりますよ!

 

 

個人間融資はヤミ金です

まずは個人間融資はヤミ金であるということを覚えておいてください。

“金融業としての許可を得ずに営業としてお金を貸し出すもの”すべてがヤミ金です。
反社会的勢力だけではなく会社組織や個人で営業しているものであっても、無許可で営業するものすべてを含みます。

ヤミ金といえば恐怖を感じる恐喝的な取り立てを行うもの・・・というイメージがあるかもしれませんが、たとえ反社会的勢力が行っている貸出であっても、電話やメールなどでの初期の対応はソフトな場合が大半です。
ただ返済が遅れた場合には、本性が現れることになるのですが。

 

個人間融資では金利がべらぼうに高い

利息制限法という法律によって、金利の上限が定められています。

10万円未満20%
10万円以上100万円未満18%
100万円以上15%

 

また出資法では個人間の貸し借りに関しては、109.5%を上限とするように定められています。
※109.5%を超える金利をとると5年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金に処せられます。

109.5%ってメチャクチャ高い金利ですよね。
しかし個人間融資ではさらに高い金利を課されることがふつうです。

たとえば10万円を借りて、10日後に利息を含めて12万円を返済する場合の金利は20%。
いえいえ、利息制限法や出資法に定める金利は年利ですので、この20%を年利に換算すると
365日÷10日×20%で年利換算だと730%!!
10万円を借りただけなのに、1年間10日ごとに利息だけを返済していたら73万円もの利払いになるのです。

しかもこれは単利と言って、利息には金利を加算しない計算方法です。
もしも複利と言って利息分を元金に含めて金利計算する方法になると、1年間一切返済しなければ実質金利は77545%!!

 

とにかく個人間融資は金利がメチャクチャに高いことを頭に入れておきましょう。

 

性的な被害も多発

金利によってお金をむさぼることが目的の個人間融資ですが、お金を貸す側という優位的な立場を利用して性行為を強要する事案もかなり多く発生しています。
なかにはお金よりも性行為を目的とした個人間融資もあり、SNSや掲示板では“ひととき融資”という言葉も広まっています。

性行為を強要されるケースの多くは、その行為を動画や画像に残されてさらにお金や性行為の要求に至ったり、撮影された動画や画像がインターネット上で公開されるなど、大きな代償を一生を背負わなければならないケースもあるのです。

 

個人情報の流出と悪用

個人間融資を利用する際には審査と称して、さまざまな個人情報を提供しなければ融資には応じてくれません。
氏名・銀行の口座番号・スマホの電話番号・メールアドレス・SNSのID・会社名など
そのほかには家族や友人の情報についても提供するように言われることも多いようです。

お金を借りるのだから、ある程度の個人情報の提供は仕方がないのかもしれません。

ただし提供を受けた側は個人情報の管理について厳重に取り扱わなければならないわけですが、残念ながら個人間融資・ヤミ金において個人情報は他のヤミ金と共有されてしまうのが当然なのです。
お金に困って泣きついてきた人のリストとして、あちこちのヤミ金業者に広まっていくわけです。

 

様々な犯罪行為への誘い

金額だけ聞けば簡単に返済できるだろうと安易に考えがちですが、消費者金融の金利(年利20%)でも返済が滞る方がいるほどですから、個人間融資では暴利のために返済が滞る人のほうが多いのが現状です。
そうした返済が滞った人に対して、犯罪行為や犯罪行為につながるであろう行為を受けざるを得ない状況に置かれることが多いです。

  • 銀行口座の譲渡(振り込め詐欺などに使われる 法律で禁止)
  • スマホ名義の譲渡(振り込め詐欺などに使われる 法律で禁止)
  • 振り込め詐欺などの出し子や受け子(お金を引き出したり受け取りに行く)
  • 違法薬物や偽造紙幣などの運び屋

こういった行為に加担してしまえば、犯罪の被害者ではなく加害者の立場に立たされてしまいます。
最悪のケースでは逮捕されて犯罪者となりますし、不起訴となった場合でも銀行口座は犯罪に使われたということで凍結されてしまいます。

 

取り立てがきびしい

ここまで見てきた通りで、返済できない場合には理不尽な要求を受け入れざるを得ないそんな状況に置かれてしまいます。
貸金業法21条1項には取り立てに関する禁止行為が定められているのですが、そもそも貸金業者ではない個人間融資ですから以下に掲げるような禁止行為を平然と行われることが多いです。

  • 夜9時~翌朝8時は電話・FAX・訪問などによる取り立ては禁止
  • 勤務先など居宅以外の場所に取り立てに行く行為
  • 申し出た時間帯以外は電話・FAX・訪問などによる取り立ては禁止
  • 張り紙などで借金の事実などを他人に知らしめる行為は禁止
  • 他からお金を借りて返済するように迫る行為は禁止
  • 帰ってほしいと言われても居座る行為は禁止
  • 大声・乱暴・脅迫的な取り立ては禁止

個人間融資・ヤミ金ではLINEなどのSNSがよく使われますが、早朝から深夜まで返済を求めるメッセージが届くこともよくあるようですし、張り紙ではなくSNS上に誹謗中傷を書かれることもあります。

暴行や脅迫を受けるなどの直接の被害があれば警察も動いてくれるのですが、そうでなければ警察もなかなか動いてくれないという実態があるのです。

 

個人間融資以外でお金を借りる

ここまで見た来たように、個人間融資は危険な面が多すぎるので利用を避けるのが最善策となります。
とはいってもお金がないし、どうやって工面すればよいのかがわからない方も多いことでしょう。

低所得や失業が原因で一時的に生活資金が必要な方の場合「生活福祉資金貸付制度」が利用できる場合があります。
全国社会福祉協議会のHPからお住いの都道府県や市区町村の社会福祉協議会でご確認ください。

 

カードローン

銀行のカードローン、銀行の系列になった消費者金融のカードローン、中小の消費者金融(街金)のカードローンと、カードローンにもさまざまなものがあります。

  • 借りるまでの手続きが面倒
  • 書類がたくさんいる
  • 実際にお金を受け取るまでに時間がかかる

こんなイメージをお持ちの方が多いと思いますが実際には即日で融資されるケースも多いですし、カードローンによってはすべてweb上で手続きができるなど、想像以上に手軽に利用できます。
個人間融資でお金を借りることをお考えの方は、その前にカードローンの利用を考えてみてください。
金利は法律で定められた範囲内ですし、昔のような怖い取り立てもありません。

 

まずは有名な消費者金融系のカードローンや銀行カードローンからチャレンジしてみましょう。
過去にブラックになったことがある人ならば、中小の消費者金融(街金)のカードローンを当たってみましょう。
個人間融資よりはるかに安全で健全ですよ。

 

クレジットカードのキャッシング

クレジットカードにキャッシング機能が付与されていることはご存じだと思います。

カードローンを新たに契約するのは気が引ける・・・

そんな方にはお手持ちのクレジットカードからのキャッシングがおすすめ。
ATMにカードを挿入すればお金を借りることができます。

もちろん金利は法律で定められた範囲内ですし、返済はATMを使って随時またはお買い物の代金と一緒に返済することも。

 

すでに返済が滞っている方は

いま現在返済が滞っている方の場合、中小の消費者金融でもお金を借りることはできません。
だからといって個人間融資などヤミ金に手を出すのはやめてください。
ただ借金が膨らみ続けるだけです。

もちろん頑張って何とか返済したいという気持ちは分かるのですが、今以上に借金が膨らむ前に一度リセットして、もう一度スタートラインに立つ方が絶対に良いということはお判りいただけると思います。

まずは弁護士に相談してください。
必ず良い解決方法を一緒にみつけてくれますよ。


 

 

さいごに

TwitterなどSNSには毎日のように #個人間融資 #ひととき融資 といったハッシュタグをつけた投稿が増え続けています。
それだけお金に困っているターゲットからお金や体をむさぼり取ろうとする連中が多いことを物語っています。

手軽に借りられそう
少額だからすぐに返せる

こんな気持ちで個人間融資に手を出すのは、破滅へのレールを自ら敷いているにほかなりません。
カードローンやクレジットカードのキャッシングが利用できる状態ならば、まずはそちらの利用を考えてください。
もしすでに返済が滞るなどしていれば、新たな借金を作るのではなく弁護士等に相談してください。

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