ワイシャツの襟首や袖口の黄ばみ・黒ずみは家庭でも簡単に落とせる!

ワイシャツの襟や袖口が黄ばんでしまったり、縦にラインが入るように黒ずんでしまうなど、部分洗い用の洗剤を塗って洗濯しているのに取れないどころかドンドンひどくなっている。本当によくある出来事ですよね。

特に暑くなって汗をかくシーズンになると、ワイシャツのこれらの汚れが顕著になってきます。

そこで今回はワイシャツの襟や袖口、脇の黄ばみや黒ずみを落とす方法を見ていきましょう。

なぜワイシャツの襟首や袖口だけ汚れがひどいのか

襟回りや袖口など特に黄ばんだり黒ずんだりしますよね。

これは体にある皮脂腺から分泌される皮脂が原因なのです。

皮脂は皮膚や毛髪を保護したり保湿する働きがあるのですが、中高生くらいになると分泌量が特に多くなってニキビの原因になったり、頭皮のニオイの原因にもなるほか、中高年になると皮脂が酸化することで加齢臭の原因にもなるのです。

皮脂は脂肪分つまり脂(あぶら)を含んだ物質でややドロッとしています。

また襟や袖口は常に皮膚と接触して擦れる部分ですから、繊維の奥深くにまで皮脂が浸透していくことで洗濯機でふつうに洗った程度では落ちにくいのです。

襟や袖口に残った皮脂によって黄ばんでいくのですが、さらにホコリなどが皮脂に付着することでさらに黒ずんでいく。つまり2段階で襟や袖口は汚れていくのです。

洗濯機まかせでは襟や袖口の汚れは落ちません

先にも書きましたが、ワイシャツの襟や袖口部分は皮膚とワイシャツが常に接触し、そして擦れあう部分です。擦れることで皮脂が繊維の奥深くに押し込められる形となるので、洗濯機まかせではなかなか皮脂を洗いきれないのです。

家庭で一般的に用いる洗濯洗剤は液体が主流になっていますが、液体洗濯洗剤は中性のものが多くなっています。

しかしアルカリ性洗剤の方が洗浄力が高く、皮脂汚れなど頑固な汚れを落とすには中性洗剤では役不足な面は否めません。

皮脂汚れなど頑固な汚れには、弱アルカリ性で洗浄力が高い粉末洗剤を選ぶほうが実は良いのです。

それに加えて襟や袖口が黄ばんだり黒ずんだりしないように、まだ汚れが見えないうちから部分洗いすることによって、皮脂が残らないようにすることがたいへん重要になってくるのです。

黄ばみや黒ずんだ襟汚れや袖汚れを落とそう

おろしたてのワイシャツを洗濯するとき、わざわざ襟や袖を部分洗いする人はほとんどいないはず。黄ばみや黒ずみが目に見えるようになってから、その汚れを落とそうとするのが普通でしょう。
ここでは襟や袖の黄ばみや黒ずみを落とす方法をご紹介していきます。
脇部分の黄ばみも同じ方法で落とせますので参考にしてくださいね。

黄ばみや黒ずみを落とすにはお湯の使用が必須です

襟や袖の黄ばみの原因は皮脂です。そして皮脂には脂肪つまり脂(あぶら)が多く含まれています。

脂に対して水でははじかれるだけで役に立ちません。

40度以上のお湯に黄ばんだ襟や袖を浸けて、生地から皮脂が離れやすい状態にします。

次に食器用洗剤を黄ばみ汚れに塗り、手で揉み洗いをしたり、使い古した歯ブラシなどでこすり洗いをします。

あまりゴシゴシと力強く洗うと生地が傷んでしまいますので、くれぐれもやさしく洗いましょう。

洗剤成分をぬるま湯で洗い落として、あとは普段通りに洗濯機で洗濯します。

食器用洗剤は油を洗い落とす効果が優れていますが、ウタマロ石鹸はさらによく汚れが落ちますよ。

また化粧落とし用のクレンジングオイルも黄ばんだ皮脂汚れには有効で、この場合にはお湯に浸けずに乾いた襟や袖口にクレンジングを塗り、手で揉み洗いしたり歯ブラシなどでこすり洗いをして、水(できればお湯)で洗い流して洗濯機で洗います。

それでも汚れが落ちなければ

先に記した方法で汚れが落ちにくければ、洗濯機に入れる前に漂白剤に30分ほど浸けてみます。

漂白剤には塩素系と酸素系がありますが、生地によっては塩素系が使えない場合もあります。

やや漂白力は落ちますが、幅広い生地で使用できる酸素系漂白剤を用意しましょう。

さらに強力な汚れ落としの方法

セスキ炭酸ソーダ
水に溶かしたセスキ炭酸ソーダを汚れた部分に直接塗り、20~30分ほど放置したあと手で軽く揉みこみます。あとは洗濯機で普通に洗濯します。

重曹とクエン酸
水で溶かした重曹を汚れた部分に塗り、水に溶かしたクエン酸も同じように塗ります。すると汚れが発泡とともに浮き上がりますので、そのまま洗濯機でふつうにお洗濯します。重曹とクエン酸が合わさって発泡するガスは無毒ですのでご安心を。

漂白剤と重曹(もっとも強力)
少量のぬるま湯に酸素系漂白剤と重曹を同量とかします。溶かした液体を汚れに直接塗ります。スチームアイロンのスチームを当てるか、ドライヤーの熱を当てます。目に見えて汚れが落ちていきますので、あとは軽くすすいで普通に洗濯します。

これらの方法はやや手間はかかりますが、襟や袖口の黄ばみや黒ずみは本当によく落ちますよ。

もう少し手軽に、そして汚れ落ちも良い方法として暮らしの重曹せっけんエリそで泡スプレーを使う方法があります。
皮脂に対して効果のある石鹸成分と重曹が一緒になった商品で、汚れた部分にスプレーして歯ブラシなどでこすり洗いして、あとは洗濯機に入れるだけです。

襟や袖の黄ばみ・黒ずみ対策のまとめ

なかなか落ちないとあきらめていた襟や袖口の黄ばみや黒ずみですが、少し手間をかければご家庭でも驚くほどきれいに落ちてくれます。
でも頑固な汚れになって黄ばみや黒ずみと格闘するのではなく、できればまだ汚れが目立たないうちから対策を取っておけば、いつまでもキレイなワイシャツのままキープすることもできるのです。

とにかく黄ばみや黒ずみは落ちないとあきらめずに、少しだけ手間を加えて落としてみましょう。