冬至じゃなくても寒い日にはゆず湯!作り方や健康・美容への効果を解説

お肌

古くから冬至の日にゆず湯(柚子湯)に浸かると風邪をひかないと言われ、冬至の日にはゆず湯を楽しまれるご家庭も多いです。

ゆず湯は銭湯が広まっていった江戸時代に誕生したと言われますが、「冬至」と「湯治」、「柚子(ゆず)」と「融通」との語呂合わせから

「お湯に浸かれば健康でいられるので(湯治)融通が利く」

といったキャッチコピーから広まったという説のほか、1年でもっとも昼が短いこの日に、香りが強くて邪気を払うと信じられていたこの時期に旬を迎えるゆずを使ったお湯に浸かることで、禊(みそぎ)の意味が込められているという説もあります。

ただ現在では科学的にもゆず湯の効能が認められるようになっており、乾燥肌対策や老化予防のほかゆずの香りによるアロマによるリラックス効果など、ストレスを多く抱える現代人にはピッタリ。
コロナ禍で巣ごもりによるストレス解消にもゆず湯は抜群の効果を発揮します。

ただし敏感な肌の方の中には、ゆず湯に浸かるとピリピリしたりチクチクと痛みを感じる方もいらっしゃいます。
このページではそういったゆず湯のピリピリやチクチク対策のほか、使用後のゆずの使い道なども合わせてご紹介いたします。

 

 

こんなにすごい!ゆず湯(ゆず風呂)の効果!

 

ゆず湯に入れば風邪をひかないという言い伝えがあり、1年でもっともお昼が短い冬至の日に入る風習があります。
ここではゆず湯に入ることで得られるさまざまな効果を見ていきましょう。

 

ゆず湯は温泉と同じくらい身体の芯まで温まる

ゆず湯に入った方が、普段のさら湯とちがって温まった気がする・・・

 

ゆず湯の雰囲気でそう思うだけなのかと思っていましたが、実はさら湯よりもゆず湯の方が身体が芯まで温まるという論文(伝統的入浴法に対する科学的検討)があるのです。
国際医療福祉大学の前田眞治教授の論文から・・・

 

さら湯(ふつうの水を沸かしたもの)41℃に15分間浸かった時の体温の上昇は0.9℃
ゆず湯41℃に15分間浸かった時の体温上昇は1.5℃

体の表面の温度ではなく深部体温で表していて、深部体温で0.6℃の差というのは硫黄成分の温泉に浸かった時に匹敵する差なんだそうです。

またサーモグラフィーによる調査では、お湯から上がって20分が経過した時点でも、明らかにゆず湯に入った後のほうが体温の温かさをキープしている。

 

実際にゆず湯から上がった後は体の中から熱を発しているように感じるほど、とにかくポカポカ温かく感じる時間がさら湯とは比較にならないほど長いです。

はっきりとゆず湯の方が体の芯まで温まるという結果が出ているので、やっぱりゆず湯に入ると風邪をひきにくいのかも!

 

ゆずの香りのリラックス効果

ゆずと言えば香りが爽やかでやさしい感じがしませんか?

ゆずの香りには

  • リラックス効果
  • 落ち込んだ気持ちを上向きにさせる効果
  • イライラを緩和させたり
  • 気分転換が図れる
  • 集中力向上 など

現代人のストレスを解消するにはピッタリな香り。

不安解消効果やリラックス効果さらには安眠をもたらす効果など、癒しやリラックスをもたらす効果が大きいと言えます。

これはゆずのエッセンシャルオイル(精油)に含まれるリモネンによるもの。

精油は揮発性なので、そのままのときよりもお湯に入れることで香りがより広がります。

 

ゆず湯はカロリー消費をアップさせる

ゆずの実や皮に多く含まれるリモネン。

柑橘類の中でゆずはリモネンの含有量がトップクラス。

お風呂にゆずを入れるとリモネンがお湯に溶けだすことで、肌から伝わり血管が拡張して血液の循環が良くなります。

 

そしてお湯の熱が血液に伝わり、温まった血液が体中を巡ることで体温が上昇します。
※だからさら湯に入るより体が温まるのですね

 

体が温まると血液を循環させて体温を下げようとする働きから、結果的にさら湯に入るよりもカロリーが消費されるのです。
カロリーが通常より消費されればダイエットにもつながる!

 

血液の循環が大変よくなることで汗をたくさんかきます。
その分の水分を忘れずに取りましょうね。

間違ってもビールはダメですよ。

 

ゆず湯の美肌効果

お肌に良い成分と聞いて真っ先に思い浮かべるのはビタミンCではないでしょうか。

ビタミンCは肌の保水力を高めたり抗酸化作用があることから、乾燥肌や老化の予防が期待できますしお肌を守るバリア機能も期待できますよね。
このビタミンCの含有量が柑橘類の中でもトップクラスなのです。

 

柑橘類でビタミンCといえば真っ先にレモンを思い浮かべますよね。
レモン100gあたりのビタミン含有量は50㎎、これに対してゆずの果実100gあたりのビタミンCは40㎎と少し負けるのですが、ゆずの皮には100gあたり150㎎ものビタミンCが含まれているのです。

ゆずを丸ごと浴槽に入れるということは、皮からのビタミンCも溶け出すことになるので、そのビタミンCの含有量から言っても美肌効果は抜群なのです。

 

その他にも体が温まりやすくて血行もよくなることから、肩こり・腰痛・むくみの改善が期待できますし、自律神経を整える効果も期待できるのです。
ゆず湯は冬至の日に入るものと決めつけずに、寒い冬の間に何度かは入りたいですよね。

 

ピリピリするようなことがなければ、ゆず湯に浸かった後はお湯で流さないでください。
せっかくのビタミンCを洗い流してしまうと、美肌効果が半減してしまいます。

 

乾燥肌や肌荒れにお悩みの方はぜひ!

 

 

 

ゆず湯・ゆず風呂の作り方

ゆずをそのまま湯船に浮かべることで風情が出ますし、SNS映えもしますよね。

それになんと言っても手間がかからない!

ただ丸ごとのゆずを浮かべただけの場合は、思ったほどの香りを楽しむことができません。
ただし敏感肌の方にはお肌にやさしいゆず湯に仕上がります。

そのまま浮かべる場合には、浴槽に2~3個程度で良いと思います。

 

もっと香りを楽しみた方や、ゆずの成分がたくさん入ったゆず湯を楽しみたい方は以下のような作り方があります。

 

皮だけを入れる

ゆずの皮には柑橘類でもっともビタミンCが多く含まれており、皮だけを浴槽に入れてゆず湯を楽しむこともできます。

ゆず1個分の皮をネットなどに入れて浴槽に入れればOKです。

ただし皮だけですので、香りの面では劣るかもしれません。

 

ゆずを切って入れる

もっともゆずから成分が溶け出すのがゆずを切って浴槽に入れる方法です。

ゆずを半分に切ってネットなどに入れてから浴槽に入れます。

皮や果肉から香りと成分が溶け出しますので、ゆず湯らしいお風呂を楽しむことができます。

ゆず2~3個を半分に切ってネットに入れください。

 

絞って汁だけを入れる

1/4個分の汁を絞って浴槽に入れるだけで効果が出るゆず湯です。

見た目は普段のさら湯と替わり映えしないのですし香りもかなりマイルドですが、汁を絞って入れることで刺激はかなり強め。

香りよりもゆず湯の成分で体を芯から温めたい方や、美肌効果を最優先させたい方におすすめの方法です。

 

ゆずの皮を干してから入れる

少々面倒かもしれませんが、皮を乾燥させて袋などに入れてから浴槽に入れます。

一度ゆず湯に使った皮ですが、捨てずに再び乾燥させれば翌日も使用できます。

二日目になると香りは少なくなりますが、お肌に良い成分は十分抽出されます。

それに敏感肌の方はピリピリとした痛みを感じにくくなりますので、乾燥したゆずの皮はおすすめです。

 

ゆずを丸ごとネットに入れてお湯の中で揉む

筆者はゆずを2~3個ネットに入れてお風呂に浮かべ、お湯につかりながらゆずを揉んでいます。

最初はほとんどゆず湯に入っている感じはないのですが、ゆずを少しずつ揉んでいるとゆずの香りが浴室全体に広がり、お風呂のお湯もほんのりゆずの香りが移っていきます。

 

ゆずを入れるネットですが、我が家では不織布でできた水切りネットを使用しています。
これならばゆずの種やバラバラになった果肉が浴槽内に散らばることがなく、そのまま流した時の配管でのつまりなどを防ぐことができます。

 

 

 

敏感肌でゆず湯に入るとピリピリとした痛みを感じる

香りは良いのだけど、まるで擦り傷ができてしみるような痛みを感じる・・・

 

ゆず湯に入るとピリピリやチクチクとした痛みを感じる方もいらっしゃると思います。

もしこのような痛みを感じた場合には直ちに入浴をやめて、シャワーで洗い流してください。

またピリピリと感じた部分に保湿クリームなどを塗ってお肌をケアしてください。

 

実はゆずの成分リモネンによって皮脂を溶け出させるピーリング効果が起こり、お肌が直接刺激を受けるために起こる現象なのです。

 

その対策としては

  • 湯船に入れるゆずの数量を減らす
  • ゆずは切って入れない
  • 皮だけを乾燥させてから入れる
  • 湯船の中でゆずを揉まない
  • 湯船に入れずに切って香りを楽しむ

といったことのほか、ゆずに代えてミカンを使用することもピリピリの削減には効果的です。

ゆず湯・ゆず風呂ではなくミカン風呂になってしまいますが・・・

ミカンにもリモネンは含まれていますし、ゆずと同様の効果を得ることができます。

ミカンを食べた後の皮を乾かしてからお風呂に入れればOK

ゆずほど刺激は強くありませんし、何よりも経済的ですよね。

 

ゆず湯の後のゆずやお風呂のお湯

ゆず湯を楽しんだ後のゆずはどういう使い道があるのか?

まさかお風呂に入れたゆずを食べるわけにはいきませんし・・・

 

翌日もゆず湯を楽しむ

まるごと浴槽に入れることが多いゆずですが、たとえば乾かしておいて翌日も浴槽に入れる。

香りはかなり減るのですが、まだまだゆず湯を楽しめる程度の成分は抽出されますよ。

皮だけを入れた場合も同様で、乾かして翌日もゆず湯に使うことができます。

 

香りを楽しむ

ゆずをまるごと浴槽に入れた場合、乾燥させてからカットすれば意外と香りを楽しむことができます。

ゆずの香りはリラックス効果をもたらしますから、天然の芳香剤としていかがでしょうか?

 

コンロ周りや浴槽のお掃除に使う

ゆず湯として使ったゆずですが、まだまだリモネンは残っています。

そしてリモネンは油汚れの分解に効果があります。

そこでネットなどに入れたゆずをコンロ周りなど油汚れがひどい部分にこすりつけて、そのあとふきんで拭いたりスポンジでこすればきれいさっぱり!

またゆずにはクエン酸も含まれているので、湯あかを落とすのにも効果的なのです。

 

ゆず湯の残り湯は

果肉や種がお湯の中に浮かんでいなければですが、洗濯に使うことができますよ。

ただしデリケートな衣類などはシミや黄ばみの原因になることがあるので要注意!

そこで

お風呂掃除に使うことをおすすめします。

 

ゆずはクエン酸も含んでいますので湯あかを落とす効果が高い。

お風呂場の蓋やイスの湯あかや石鹸垢を落とすには最適なんです、ゆず湯の残り湯って。

 

またお風呂場の鏡をゆず湯の残り湯を使って掃除すると、かなりきれいになりますよ。

※仕上げにはアルミホイルを丸めてこするとピカピカになります。

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