ICOCAの鉄道利用でどのくらいポイントが貯まる?
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ICOCAの鉄道利用でどのくらいポイントが貯まる?

交通系ICカード

2018年9月30日までは、クレジットカードでチャージすることができるSMART ICOCAでJR西日本を利用するたびに乗車ポイント(J-WESTポイント)が付与されていたのですが、2018年10月1日からは制度が大幅に変更されました。

SMART ICOCA以外のICOCAも登録することでポイント(ICOCAポイント)が付与されるようになったのです。

ただしそれまでのポイント制度とは違い、京阪神間の移動に便利で格安だった「昼間特割きっぷ」を吸収する形で「時間帯指定ポイント」と「利用回数ポイント」に改められました。

どのようなポイント制度なのかを説明していきます。

 

※延長決定
2021年4月1日から 2022年3月31日 2023年3月31日までの予定で、時差通勤に対するポイント付与制度が始まりますのでこちらについても説明します。

 

ICOCAポイントとは

ICOCAには現金でチャージするICOCAとクレジットカードでもチャージできるSMART ICOCAがあり、SMART ICOCAはICOCAエリアでのJR西日本利用(乗車)ごとに200円につき1ポイントのJ-WESTポイントが付与されていました。

 

ICOCAポイントはJ-WESTポイントに代わって2018年10月1日に導入されたポイント制度になります。

 

ICOCAポイントは1ポイント=1円で、自動券売機・のりこし精算機などで10ポイント単位でICOCAにチャージができます。

※チャージするポイント数を指定することはできません。

 

大きな違いは従来はSMART ICOCAにのみ電車利用でポイントが付与されていたものが、紺色およびピンク色の自動券売機またはWEBで登録することでICOCAでも電車利用でポイントが付与されるようになります。

ICOCA定期券やこどもICOCAも登録可能です。

※ICOCA定期券の定期乗車券の区間はICOCAポイントの付与対象外です

 

自動券売機ならばICOCAを置いて「ポイント利用登録」→「同意して登録する」をタッチするだけOK。

WEBだと登録完了まで最大で10日ほどかかるので、ここは自動券売機でさっさと登録を済ませてしまいましょう。

なおSMART ICOCAは登録不要でICOCAポイントの付与が受けられます。

 

「ポイント利用登録」をするだけで利用区間をあらかじめ指定する必要はありませんので、そういった面では利用価値は高いでしょう。

 

先ほども説明しましたが、従来はSMART ICOCAでICOCAエリア内でJR西日本利用を利用すれば200円につき1ポイントのJ-WESTポイントが付与されていましたが、ICOCAポイントは毎月1日から月末までに決められた回数以上の乗車でポイントが付与される方式に変更となります。

 

ICOCAでのお支払いでICOCAポイントが貯まるお店もありますが、残念ながらその数はあまり多くはありません。

ICOCA電子マネー:WESTERポイントがたまるお店 ICOCAが使えるお店 │ ICOCA:JRおでかけネット
ICOCAはパスケースに入れたままタッチするだけで自動改札が通れる、JR西日本の便利なICカードです。

 

 

時間帯指定ポイント

「時間帯指定ポイント」とは

  • 平日ダイヤ:10時~17時の間に入場または出場
    または
  • 土休日ダイヤは終日
  • 1か月間(1日~月末)に「時間帯指定ポイント適用区間」の同一グループを4回以上利用
  • 定期券の区間外であって、ICOCAで既定の料金を引き去った

上記の条件を満たすことで、4回目の乗車分から普通運賃の30%または50%分のポイントが付与されます。

 

たとえば京都~大阪間を平日の10時から17時または土休日に4回以上乗車した場合3回目までは560円ですが、4回目からは50%のポイント付与によって実質280円で乗車できることになります。
(グループ番号9番の区間)

三ノ宮~大阪間も同様で、3回目までは410円必要ですが4回目からは50%のポイント付与により実質205円で乗車できます。
(グループ番号21番の区間)

 

JRおでかけネット ICOCAポイントを貯める!より

適用区間は「昼間特割きっぷ」に準じており、並行して走る私鉄への対抗策という面がやはり強いようです。

ただし使い勝手や割引率から見ると「昼間特割きっぷ」のほうが良かったかもしれません。

 

時間帯指定ポイントはお得か?

上手に利用するとかなりお得にJR西日本を利用することができます。

 

大阪~三ノ宮間を例に見てみると

1か月に20往復(40回利用)する場合は最初の3回は410円ですが、4回目以降は50%のポイント付与によって実質1回あたり205円で乗車できます。
410円×3回+205円×37回=8815円 1回あたり220円で乗車できることになります。

もし大阪~三ノ宮間を28往復(56回利用)したとすると
410円×3回+205円×53回=12095円

大阪~三ノ宮間の1か月通勤定期券は12530円ですから、定期券より安く利用することができるのです。

 

また「時間帯指定ポイント」は平日ならば10時~17時の間に入場または出場すればよく、三ノ宮の入場時間が平日朝9時30分だったとしても、大阪で出場する時間が10時を回っていればOKです。

もちろん17時までに入場(改札を通過)すれば出場する時間は気にする必要がありません。

 

 

利用回数ポイント

「利用回数ポイント」はJR西日本のICOCAエリア内で同一料金区間を1か月間(1日から月末まで)に11回以上利用した場合、11回目の乗車から10%のICOCAポイントが付与されるものです。

新大阪~天王寺や京橋~尼崎のように同じ料金区間(この場合は220円区間)を11回以上利用した場合に適用されます。

ただし「時間帯指定ポイント適用区間」を利用する場合で「時間帯指定ポイント」が適用される場合には、ポイント付与率が高い「時間帯指定ポイント」が優先されます。

 

 


JRおでかけネット ICOCAご利用可能エリアより/2022年3月12日現在のエリア

使い勝手でいえば従来の回数券と同じかもしれませんが、1か月間に11回以上同一の料金区間を利用しなければいけません。

それに対して回数券は10枚分の料金で11回使用でき(一部の区間は9枚分の料金で11回使用)、有効期間は3か月あるのでどちらを選ぶかは微妙というところでが、ある同じ駅間だけをある程度利用するのならば回数券のほうが便利かもしれないですね。

JR西日本の回数券で9枚分料金で11枚発行される特定区間はこちらのページを参照してください。

回数券の基礎知識/割引率・有効日数・払い戻し・区間変更など
Suica・PASMO・ICOCAといった交通系ICカードの普及で回数券を使用する方が減っているように感じますが、手軽でお得に鉄道を利用するには回数券はなくてはならない存在です。ここでは回数券の割引率や有効日数など基礎的なことを説明しています。

 

利用回数ポイントはお得か?

「利用回数ポイント」は「時間帯指定ポイント適用区間」以外を利用する場合や、「時間帯指定ポイント適用区間」だが平日の朝10時までに出場する場合や17時以降に入場する場合に適用されます。

1か月間に11回以上の利用が必要なのでなかなか微妙なところですね。

 

天王寺から堺市まで運賃は180円、回数券だと11回で1800円です。

ICOCAで11回乗車した場合11回目だけはポイント付与分を考慮すると162円ですから、180円×10回+162円=1962円 回数券のほうがはるかにお得ですね。

22回利用した場合には11回目以降は10%のポイント還元があるので、180円×10回+162円×12回=3744円 回数券を2回買う(3600円)ほうがまだお得ですね。

 

ただし天王寺~堺市ばかりではなく天王寺から京橋など他の同一料金区間(この場合は180円区間)を乗車することがあるのならば、「利用回数ポイント」が生きてくると思いますよ。

 

あまりポイントのことは気にせず乗車していたが、営業の外回りで電車を利用していたらポイントが付いていた・・・

みたいなシチュエーションしか思い浮かびません。

 

 

期間限定・時差通勤ポイントサービス

JR西日本では2021年4月1日から2022年3月31日2023年3月31日までの予定で、平日ダイヤで運転している日に通勤用ICOCA定期券で駅に入場し、9:00~10:30の間に対象となる駅から出場した場合に、ICOCAポイントが付与されるキャンペーンを行います。

朝の通勤時間帯の混雑を分散させる目的で実施されるもので

  • 1回につき30ポイント

対象となる着駅は以下の図の青線内の各駅です。

 

 

JR京都・神戸線(東海道本線)新大阪~尼崎間の各駅
大阪環状線の各駅
JR東西線の京橋~尼崎間の各駅
桜島線の各駅
大和路線(関西本線)JR難波駅

上記の33駅で9:00~10:30に下車(改札を通過)した通勤用ICOCA定期券が対象です。

 

ICOCA定期券区間内の駅相互間を自動改札機で入出場した場合に限ります。

定期券区間外の乗車は対象外となります。

同一駅での入出場は対象外となります。

※新大阪駅では次の場合はポイントの対象外となります。

  •  新大阪駅まで在来線をご利用で、乗換改札口から新幹線に乗り換える場合
  •  新大阪駅まで新幹線をご利用で、在来線に乗り換えしない場合

 

JR東日本が2021年3月13日から2023年3月31日まで実施しているオフピークポイントサービスとは違い、出場駅を大阪近辺だけに絞っていることから、京都駅から大阪駅へは対象となるけども大阪駅から京都駅へは対象外になってしまいます。

大阪方面へ向かう列車だけが混雑するわけではないのですけどね。。。

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