印鑑は「印」と書かれた上に押すべき?印鑑の押し方講座!
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印鑑は「印」と書かれた上に押すべき?印鑑の押し方講座!

雑学

最近は役所を中心に少しずつ押印不要な書類が増えてはいますが、まだまだ印鑑を押す機会って多いですね。
会社では頻繁に印鑑を押すことがありますし、学校へ提出する書類にも保護者名の記入と押印を求められることが多いです。
枠の中に押印するようになっていれば良いのですが、記名欄の右隅の方に「印」と印刷されており、名前を記入していざ印鑑を押そうとすると名前からものすごく離れていてバランスが悪いと感じてしまったり、逆に名前に被ってしまいそうになることもあります。
そこで今回は社会生活でも役立つ印鑑の押し方を見ていきましょう。

キレイに押すことができる印鑑の押し方

まずは印鑑をキレイに押すコツから見ていきましょう。

印鑑ケースの朱肉は使わない

印鑑ケースに小さな朱肉が付いているものがありますが、キレイに印鑑を押すためには使わないほうが良いです。
印鑑ケースの朱肉を使うときって印面に朱肉が均一に着くようにと力強く押しがちですが、濃い場所と薄い場所ができやすいうえに、印鑑の溝に朱肉が入り込んでしまいがちに。
するとどうしても潰れた印影になってしまいます。

 

朱肉は別に用意し、軽く2回ほど叩いて朱肉を着けるようにします。
こうすることで着けすぎを防ぎ、印鑑の溝が朱肉で埋まることを防ぐことができます。
また印面に均一に朱肉が着きやすくなります。

机の上で直接押さない

頻繁に印鑑を押すことがあれば捺印マットを用意し、下に敷いて印鑑を押せばキレイな印影になりますが、一般の家庭ではちょっと・・・
そこで新聞紙やティッシュなどを数枚下に敷いて印鑑を押せば、キレイな印影になりやすくなります。

 

机やテーブルの天板など硬い場所で直接印鑑を押すと、印面の一部だけに力が加わって印影が半分しかない!なんてことに。
捺印マットや紙を数枚下に敷くことでクッションになり、うまく力が分散されてきれいな印影になりやくなります。

印鑑の持ち方にも注意しながら押印

 

 

印鑑の持ち方ですが、できるだけ印面に近い部分を持ちます。
そして人差し指が印面の真上にくるように。
印鑑によっては真上を表す目印がありますが、無ければ印面を見て真上を確認します。
そして親指と中指で支える感じで挟み込みます。
また印鑑の尻部分を手のひらに当てて安定させることもポイントに。

 

 

印鑑を押すときはできるだけ垂直になるように押すのですが、あまり強く押さないようにします。
手のひらで印鑑の尻を軽く押す感じで。
また紙に押したときにはずれないように注意しながら、ひらがなの「の」を書くようなつもりで印鑑に軽く力を加えて押印します。

すると印面全体が紙に接することになり、キレイな印影になりますよ。

押印後はティッシュで印面をキレイにしておきます

ティッシュに印面を押し当てて、印鑑を回転させるようにふき取るようにします。
次回押印するときに印面に朱肉が残っておらず、ゴミなどが詰まっていない状態にできますから、次回もキレイに押印することができますよ。

 

 

「印」と書かれた上に押印するの?

 

さまざまな書類で名前の後に「印」と書かれているので、この場所へ押印するように要求されているようにも感じます。

この「印」が印刷されている書類って、たいていの場合は認印を押すケースのはずです。
日本ではサインだけではなく署名捺印という文化が今でも残っていて、その書類の内容に同意するのならば名前を書いて印鑑を押すという流れになっていますよね。
この「印」と書かれている本来の目的は、押印を忘れないでほしいという注意喚起です。
署名欄の後ろに「印」と書いてあれば、押印する必要があるのだということが分かりますからね。

 

これに対して印影を見比べる必要がある銀行印や実印の場合は「印」なんて印刷せず空欄になっていることが大半です。
届け出ている銀行印や印鑑登録と相違がないかを見比べて本人であることを証明するためですから、「印」が書かれていると見比べしにくくなるのです。

 

 

署名した人間がたしかに認めますよという意味で押す認印ですから、「印」の上に押してもいいですし、名前とのバランスを考えて別の場所に押したってかまいません。
特に決まりがあるわけではないのです。

印鑑を押し直すときはどうするの?

印影が欠けるなど上手く押せなく、もう一度上から重ねるように印鑑を押す方もいますがそれはやめておきましょう。
印影が二重になるなど、けっして誤魔化しはききませんから。

その他によくやっちゃうのが、うまく押せなかった印影を二重線で消して横に押し直す方法です。
認印程度ならこれでも良いかもしれませんが、本来はNGです。
二重線で消して同じ印鑑を横に押し直すのならば良いのですが、横には別の印鑑が押してあるとしたら、勝手に印鑑を押し直したみたいに見えますから。


そこで押印に失敗した場合は二重線で消さずに、同じ印鑑(この場合は押印に失敗した印鑑を使って訂正印とします)を押すことで訂正したことを表します。
そして押し直しとなる印鑑を横に押すようにします。

文字と重なるように押印する?


会社が発行する書類や領収証の場合は角印は文字と重なるように、そして実印(丸印)は文字と重ならないように押印します。

 


書類に押印する場合に最後の文字に重なるように押印する慣習が、今でも役所を中心に残っています。
最後の文字に重なるように押印することで、文字の改ざんを防ぐ役割があると言われていたからです。
現在では文字に重ねて押印との指示が無ければ、文字の横に重ならないように押せばOKです。

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