Amazonでいつものように商品を選び、カートに入れてレジに進む。
いつもAmazonで使っているクレジットカードで選択されていることを確認して注文を確定する。
するとすぐにAmazonから注文の確認のメールが届きます。
あとは発送したことを知らせるメールが届き、注文した商品が手元に届けばお買い物は完了です。
でも発送したことを知らせるメールではなく、「カードの利用承認が得られていません」というメールが届きました。
うわっ!クレジットカードが利用停止になったかも!
って焦ってしまいますよね。
これって一体何のメールで、何を表しているのでしょうか。
まさか何かの詐欺メール??
カードの利用承認が得られないってどういうこと?
クレジットカードってかんたんに言うと、カード会社があなたを信用して発行されるカードで、信用しているから代金後払いでお買い物ができるわけです。
なのでカードを発行するか否かを審査するわけです。
クレジットカードが発行されたからといって無尽蔵に後払いでお買い物できるわけではなく、利用限度額が定められています。
利用限度額を超えればそのカードによるお買い物はできません。
つまりカード会社が利用承認をお店(Amazon)に与えず、買い物に使用することを拒否するわけですね。
利用料金が引き落とされたのに利用可能額が変わっていない
カードの利用承認が得られない理由でもっとも多いのは、先ほども見ていただいた利用限度額を超えているケースです。
ただこちらには何の非もないのに、利用限度額を超えていると判断されるケースがあります。
例えばカードの利用料金を口座振替で支払っていて、振替日は毎月27日だとします。
27日に利用料金が引き落とされたからその分の利用可能額が当然増えていると思いきや、28日や29日になっても利用可能額が変わっていないケースが頻繁にあるのです。
これは引き落とされたという情報が各金融機関からカード会社へ到着するのに2~4日程度かかるためで、この間は利用可能額が少ない状態が続きます。
クレジットカードの利用可能額はカードのマイページなどで確認できますので、チェックしてみてください。
カードの利用承認が得られないその他の理由
その他にもカードの利用承認が得られないケースとして、Amazonでは次の理由を掲げています。
- クレジットカード番号および有効期限が間違っていないか
前回も登録している同じカードでAmazonで買い物したのに、なぜ今回は承認が得られないのか不思議に思っておられる方も多いでしょう。
カードが更新されて新しいカードがお手元に届きませんでしたか?
そしてその新しいカードの有効期限に登録を変更しましたか?
古いカード情報のままだとお買い物ができません。 - クレジットカードの名義人に間違いはありませんか
クレジットカードの情報を登録する時に、カードに書かれている通りにカードの名義人を登録しないとカード会社から承認を得られず買い物ができません。
半角の大文字で入力してください。 - 請求額が1回のご利用限度額を超えていないか
クレジットカードで1回あたりの利用限度額を設けているケースってあるでしょうか? - 有効なクレジットカードが登録されているか
簡単に言えば解約しているまたは強制的に退会させられたカードであれば、当然のことながら有効なクレジットカードではありません。
その他にはカード会社側で不正利用が疑われると判断した場合には、利用承認が得られません。
街中のお店でいろいろなお買い物に同じカードを利用し、帰ってきてすぐにAmazonでカードを使ってお買い物をしようとしたときなどに不正を疑われることがあるようです。
不正なんて言い方をすると悪いことをしたように思ってしまいますが、カードが盗難されてすぐにあちこちで使いまくられるケースに似ているからだと思います。
いずれにも当てはまらないケース
困ったことに、いずれのケースにも該当しないのにAmazonから「カードの利用承認が得られていません」というメールが届くことがあります。
筆者は過去に1度このケースでメールが届いたことがあります。
取りあえずカード会社に問い合わせてみたところ
「そもそもAmazonから利用承認の要求が来ていない」
との返答がありました。
いろいろと調べてみたところ、AmazonとVISAとの相性が悪いというか連携がうまく取れないケースがあるようなのです。
Amazonからはカード会社へ承認を要求したはずが、カード会社には要求が来ていないために承認の出しようがない。Amazonにすればいつまで経っても承認が得られないために利用者へメールを送り、もう少し待ってみるけどお買い物を急ぐならば別のカードで決済してくれませんか?
みたいな状態になるようです。
筆者は別のカードでの決済に切り替えましたが大半のケースでは
Amazonが利用者へ「カードの利用承認が得られていません」というメールを送った後にもう一度カード会社へ承認の要求を行い、カード会社が承認して決済が完了して商品の出荷準備に入るケースが多いようです。
そしてこのケースではあらためて
「利用承認が得られました」
といったメールは送られてこず、商品を出荷しましたと言うメールだけが送られてくるそうです。
詐欺の可能性にも注意!
よく似た文面のフィッシング詐欺メールも出回っているようで、支払い方法を変更をクリックするとフィッシングサイトに飛ばされてしまい、Amazonの会員情報やカード情報などを入力するように求められてしまいます。
求めに応じて入力するとかなりの被害を被ることになります。
ですので本当にAmazonから送られてきたメールなのかを確認しなければいけません。
現在Amazonで使用されているメールアドレスは
- amazon.co.jp
- amazon.jp
- amazon.com
- amazonbusiness.jp
- email.amazon.com
- marketplace.amazon.co.jp
- m.marketplace.amazon.co.jp
- gc.email.amazon.co.jp
- gc.amazon.co.jp
- payments.amazon.co.jp
この10個ですので、これ以外のメールアドレスで送られてきたメールはフィッシング詐欺のメールだということになります。
※「カードの利用承認が得られていません」のような支払関係のメールは、「payments.amazon.co.jp」から送られてきます。
またメールに書かれた「支払方法を変更」をクリックするのではなく、ブックマークなどに登録されたURLからAmazonのサイトを開いてログインし、
「アカウントサービス」→Eメールとメッセージの「メッセージセンター」を確認すると、本当にAmazonからメールが送られたのかが分かります。
疑わしいと感じたときは、絶対にメール内のURLなどをクリックしないでください!