国内のフェリーのわんこへの対応状況を調べました。
こちらのページでは長距離フェリーを除く北海道から東海地方までです。
わんことの船旅にぜひ活用してください。
北海道から本州や離島へのフェリーのわんこ対応状況
長距離フェリー(日本長距離フェリー協会加盟各社)はわんこといっしょにフェリーで旅行に出かけよう(長距離フェリー編)をご覧ください。
シルバーフェリー 八戸~苫小牧 八戸~室蘭
八戸~苫小牧航路
シルバフェリーの八戸~苫小牧間には現在4隻が就航しており、そのうちの3隻はペット同伴室とペットルームがあります。
ただし2021年6月16日からは新造船の就航で1隻の入れ替えを行い、4隻すべてでペット同伴室とペットルームの設置が完了します。
シルバープリンセス:1等ペット同伴室:2名定員
室内のケージの大きさ:奥行107cm×幅69cm×高さ75cm
ペットルームのケージの大きさ:奥行97cm×幅70cm×高さ80cm
シルバーティアラ:1等ペット同伴室:4名定員
室内のケージの大きさ:奥行89cm × 幅57.5cm × 高さ64.5cm
ペットルームのケージの大きさ:奥行58cm×幅40cm×高さ43cm
シルバーエイト:1等ペット同伴室:2名定員
室内のケージの大きさ:奥行95cm × 幅63cm × 高さ55cm
ペットルームのケージの大きさ:奥行97cm×幅70cm×高さ80cm
シルバーブリーズ:1等ペット同伴室:2名/4名定員(2021年6月16日就航)
室内のケージの大きさ:
ペットルームのケージの大きさ:
シルバーブリーズにのみドッグランの設備があります。
シルバーフェリーではペット同伴室使用料などは必要なく、1等船室の料金だけで路用できます。
ペットルームの利用料金は無料で、インターネットでも予約できます。
八戸~室蘭航路(2022/2/1より休止)
シルバーフェリーの八戸~室蘭航路には「シルバークイーン」が就航していますが、船内へのペットの持ち込みはできず、自動車内へのステイとなります。
津軽海峡フェリー 青森~函館 大間~函館
津軽海峡フェリーでは以下の犬種は利用できません。
函館~青森航路
津軽海峡フェリーの函館~青森航路には4隻のフェリーが就航しており、すべての船にプライベートドッグルームとドッグルームが用意されています。
プライベートドッグルームは人が利用する船室にペットを入れるウィズペットルームではなく、ペット用の部屋に人が入っていっしょに過ごすことができるようになっています。
このため人用の座席や船室などを予約し、プライベートドッグルームを別途予約する必要があります。
なおプライベートドッグルームにはあまり広くはありませんがプライベートベランダが隣接していて、乗船中ずっと屋内に閉じ込めておく必要もありませんからペットと一緒にゆっくりくつろげますよ。
なおプライベートドッグルームに入れられるペットは、幅52㎝×奥行80㎝×高さ60㎝のケージや犬用カートに収まり体重30㎏以下のペットに限られます。
プライベートドッグルーム1室に2匹まで入れられます。
乗下船時はペットの全身が入るケージ・バッグ・カートに入れる必要があります。(スリングはダメ)
プライベートドッグルーム1室:12570円(別途 人の運賃が必要)
ドッグルームにペットを預ける際は、幅44cm×奥行61cm×高さ51cmのケージに入るペットに限られます。
1匹あたり1040円。
大間~函館航路
大間~函館航路にはドッグルームがあります。
ドッグルームにペットを預ける際は、幅44cm×奥行61cm×高さ51cmのケージに入るペットに限られます。
1匹あたり840円。
青函フェリー 青森~函館
青函フェリーにはペット対応の施設がなく、船室へのペットの持ち込みもできないため、自動車で乗船される方は自動車内にわんこを残して乗船となります。
車なしで乗船の方はペットを持ち込むことができません。
ハートランドフェリー 稚内~利尻・礼文 江差~奥尻
稚内~利尻・礼文航路に就航する3隻のうち「アマポーラ宗谷」と江差~奥尻航路の「カランセ奥尻」にのみペットルームの設定があります。
稚内~利尻・礼文航路にはほかに2隻が就航していて、こちらの船には客室内へのペットの持ち込みが禁止されており(係員の指定する場所にケージに入れて置いておく)、あらかじめどの時間にどのフェリーが就航しているのかを調べておく必要があります。
ペットルームの使用料、ペットの持ち込み料金ともに不要です。

羽幌沿海フェリー 羽幌~焼尻島~天売島
フェリーと高速船が就航しており、フェリーのみ小型犬をケージに入れた状態であればペット専用コーナーでいっしょにいることができます。
ただしスペースの都合で予約制で先着2名のみとなっています。
フェリーで中・大型犬やペット専用コーナーに入れることができなかった小型犬は、車両甲板への持ち込みとなります。
高速船は小型犬のみで係員に指定された場所へ置くことになります。
いずれの場合でも料金は不要です。
東北・北陸地方のフェリーのわんこ対応状況
むつ湾フェリー 蟹田~脇野沢
津軽半島の蟹田と下北半島の脇野沢を結ぶ航路。
ペットだけを自動車内へステイすれば乗船できます。
自動車内へのステイなので料金は不要です。
シィライン 青森~脇野沢~牛滝~福浦~佐井 (高速船)
青森港と下北半島の脇野沢~牛滝~福浦~佐井を結ぶ高速船。
ケージに入っている場合は貨物室での預かりで乗船可能となります。
客室内へ連れて入ることはできません。
区間により320~430円必要です。
塩竈市営汽船 塩竈~桂島~野々島~石浜~寒風沢~朴島
20kgまでのペットはケージに入っておれば船室内へ連れて入ることができます。
料金は無料です。
20Kgを超えて30Kgまでのペットはケージが必要ですが、船室内への連れて入ることはできません。
料金は310円です。
網地島ライン 石巻~田代島~網地島~鮎川
フェリーが1往復であとは高速船で運航されています。
全船共通で
“生動物はお手持ちのキャリーバックから出さないようにお願い致します。”
となっているので、ケージに入れておけば持ち込みは可能なようです。
料金は不要。

酒田市営 酒田~飛島
酒田市が運営する定期船「とびしま」は飛島の島民(在住者)以外は事前に予約が必要です。
ペットは20kgまでが300円、20kgを超えると440円。
ケージに入れて貨物室での輸送となります。
粟島汽船 岩船(新潟県村上市)~粟島
普通船(フェリー)
ケージ又はカゴに入れ、ペットルームに置くか又はデッキにペットといっしょに乗船
大型犬はペットルーム又は右舷後部ペットスペース又は車両甲板
1匹470円
高速船
ペットといっしょにデッキへ
1匹570円
いずれも客室内への持ち込みは禁止です。
またフェリーには一般旅客の自動車は積み込みできません。
佐渡汽船 新潟~両津(佐渡島) 直江津~小木(佐渡島)
フェリーは新潟~両津航路に、ジェットフォイルは新潟~両津航路・直江津~小木航路に就航しています。
フェリー
船内のペットルームでお預かり(料金 520円で手荷物きっぷを購入)、客室への持ち込み不可。
デッキなどの一部を区切ったペットコーナーでは、ケージから出して飼い主といっしょに過ごすことができます。
ペットコーナー利用時は船内案内所係員に手荷物きっぷを提示して利用。
※大型のペットは貨物扱いとなる場合がある(多客時など 1815円)
ジェットフォイル
小型のペットでケージに全身が入ることを条件に持ち込みできます。
新潟航路は520円、直江津航路は550円の手荷物きっぷ料金が必要
船内ではペットの一部分でもケージから出ないようにすること。
へぐら航路 輪島~舳倉島
舳倉(へぐら)島への貨物物資の輸送や島民の足として活躍していますが、近年はバードウォッチングや釣りで訪れる方も多いようです。
ペットの持ち込みに関しては何も書かれていませんが、ケージ入れてデッキに置いておくなどすれば問題ないようです。
関東・東海地方のフェリーのわんこ対応状況
東京湾フェリー 久里浜~金谷
小型犬などでケージに入れてあれば客室もOKです。
※鳴き声等で他の旅客の迷惑となるときはデッキへ
大型犬などはリードをつけてデッキへ。
ケージやリードなどがない場合は船内へ持ち込みできません、この場合は自動車内にステイとなります。
料金は不要です。
東海汽船 東京・横浜・熱海~伊豆諸島
一辺45cm以内の顔などが出ない「ケージ」または「かご」に入れる。
スリングやトートバックなど開口部が閉まらないものはダメ。
客船にはペットルームがあります。
ジェット船は小型のわんこのみ、大型の犬などは乗船できません。
ペット券運賃が必要です。
東京~大島:2000円
東京~利島:2220円
東京~新島:2690円
東京~式根島:2690円
東京~神津島:2850円
東京~三宅島:3000円
東京~御蔵島:3370円
東京~八丈島:3760円 など

神新汽船 下田~神津島~式根島~新島~利島
ケージまたはケースに収納されたわんこを船内持ち込めますが、船室内へは入れずデッキ(甲板)通路に限ります。
ペット券が必要で、子供2等運賃と同額です。
小笠原海運 東京~父島
船内ではペットルームのケージに入れておきます。
船内ではペットルーム以外の全ての場所 (エントランスやエレベーターを含みます) へのペットの持ち込みは禁止です。
なお例外として、8デッキと6デッキの外部甲板のみ散歩OKです。
8デッキと6デッキの外部甲板までの経路・場所では、エントランスを含め逗留(止まること)はできず、エレベーターも使用できません。
散歩は20分以内で!
ペットルームのケージのサイズは
大型犬用:幅80cm × 高さ110cm × 奥行120cm
中型犬用:幅66cm × 高さ76cm × 奥行99cm
小型犬用:幅44cm × 高さ50cm × 奥行67cm
犬以外用(大):幅44cm × 高さ50cm × 奥行67cm
犬以外用(小):幅34cm × 高さ38cm × 奥行56cm
ペット料金
一辺が60cm以上のケージ使用の大型動物:2等大人運賃の35%
一辺が60cm未満のケージ使用の小型動物:2等大人運賃の25%
わんことニャンコ以外は貨物の扱いとなります。

富士急マリンリゾート 熱海~初島
わんこは客室には入れません、デッキで過ごします。
ただしケージなどは必要がなく、リードをつけていればOKです。
※噛み癖やマーキング癖があるわんこはケージなどに入れてください。
ペット料金は往復で1320円です。

駿河湾フェリー 清水~土肥
小型犬でケージに入っておれば一般船室へ入室OKです。
特別室へは連れて入れないそうです。
小型犬でケージがない場合、中・大型犬の場合は
- 自動車の中にステイ
- 船内設置のケージ内につなぐ
料金はケージ込みの重量10Kgまで520円、20Kgまで730円。

名鉄海上観光船 師崎~篠島 師崎~日間賀島(北港)
ケージの3辺の長さの和が2m未満、わんこを入れた状態で重さが30kg未満の場合は無料で、長さまたは重さがオーバーする場合は小荷物運賃が必要です。
ケージに入っておれば客室への持ち込みもOK。
カーフェリーには中・大型犬も乗船可能ですが、客室デッキにあるペットスペースを利用することになります。
料金は500円です。
伊勢湾フェリー 鳥羽~伊良湖
小型犬でケージなどに入れ、全身が入っていてふたなどを閉めることができる場合は客室に入れることができます。
※船内では出してはいけません!
デッキや客室では足元に置いておきます。
スリングやバッグなどわんこの顔や体の一部が出るものは船内に入れずに、自動車内にステイとなります。
中・大型犬は船内入れられませんので、自動車内にステイとなります。
料金は不要です。

鳥羽市営 鳥羽~坂手島・菅島・答志島・神島
わんこはケージに入れてなるべくデッキへ。
料金は不要です。
ケージに入らないわんこはリードにつないでデッキに乗船します。
航路によって100~150円必要です。