夏になると海やプールへ行っておもいっきり遊ぶ!という方は多いですよね。
ここ数年は夜のホテルのプールでインスタ映えを狙った写真を撮る女性も多いようです。
また遊びだけではなく健康維持のために年中プールで泳いでいる方もいますし、水泳選手として泳いでいる方もいらっしゃいます。
水着ってどういうお手入れを行っていますか?
水着ってどうやって洗っていますか?
きちんとしたお手入れや洗い方をすることで、水着を長く愛用することができます。
あまり難しいことではありませんので、水着の正しいお手入れの方法と洗い方をマスターしましょう。
水着の素材
水着に使われている素材ってさまざまなものがあります。
毎年の流行を追いかけている方ならすぐに分かると思いますが、最近はニット素材やベロア素材のものが登場するなど多岐に及んでいます。
でも水着の多くはポリウレタン糸が使われていることが多く、用途によってはポリエステルやナイロンも使われています。
ポリウレタン
ポリウレタンは伸縮するのでストレッチ性に優れており、多くの水着に使われているのですが、その反面塩素にたいへん弱い素材です。
おしゃれな水着の大半でポリウレタン糸が使われていますが、劣化しやすいためこまめなお手入れが必要になってきます。
ポリエステル
競泳の練習用として使われる練習用水着はポリエステル100%のものが多いです。
学校の授業で使われる水着もこのタイプが多いです。
ポリエステルは塩素に強い素材であるため、競泳の練習で使用するにはピッタリ。
ただし柔軟性はあまりなく水着としては分厚くなりがちなのですが、生地が分厚くなるぶん水の中では抵抗になるため競泳の練習にはちょうど良いのかもしれないですね。
一般的な試合用水着
トップスイマーが着用する高速水着ではなく一般のスイマーが試合で着用する試合用水着の多くは、ポリエステルを主に使いポリウレタンも組み合わせている水着が多いです。
学校など屋外のプールで使われることが多く、塩素と紫外線の影響でポリウレタンが劣化して白っぽいクズのようになって現れることも。
競泳用上位モデルの水着
日本選手権やオリンピックなどでトップスイマーが着用する水着の多くは布帛素材になっています。
ニット製ではなく織物ですので伸縮性はほぼなく、いかに体にフィットするかに重点が置かれています。
ナイロンが主でポリウレタンも使われているものが大半です。
ナイロン素材も塩素に非常に弱く、きちんとしたお手入れが必須の水着になります。
基本は使用後すぐに水道水で洗う
水着に多く使われているポリウレタンですが、塩素による劣化が避けられません。
この塩素ですが殺菌のためにプールにはかなりの量が投入されており、水着をプールで使用すればどんどん劣化していくと思っても間違いではありません。
少しでも劣化を遅らせるためにしていただきたいこと、それは使用後にはすぐ水道水で水着をすすぐこと。
水道水にも塩素は入っていますが、プールと比べればその量は相当少ない。
大量の塩素が付いた状態で放置するのではなく、使用後は必ず水道水で水着をすすいでください。
こうすれば水着の寿命がぐんと延びますよ。
水着を着用中の注意点
順番が前後しますが・・・
水着を着用中に気を付けていただきたい点には以下のようなものがあります。
・オイルやヘアカラーが水着に付かないようにする
サンオイルを体に塗るときに注意していただきたいのが、水着にできるだけ付かないようにするということです。
オイルの成分によってゴムの劣化や水着の変色につながってしまうのです。
・すべり台(ウォータースライダー)、サウナ、ジャクジー、温泉には要注意
すべり台を滑ることで水着が摩擦熱で傷むことがありますし、サウナやジャグジーなどの熱も水着にとっては劣化を進める原因になります。
そのほかプールサイドや砂浜などに座るときは水着をこすらないようにしましょう。
擦れて水着が傷んでしまいますから。
使用後に水着を洗った後は
使用後に水着を水道水ですすいだ後は次のように扱いましょう。
・水着を絞らない
・ドライヤーなどで乾燥せない
・濡れたまま長時間放置しない
そして
・車の中など高温になるところには絶対に放置しない
水道水ですすいだ水着をどうするのかですが、バスタオルなどで水着の水気をよくとることが重要です。
でも実際にはかなり面倒ですよね。
そこで水着を洗った後はしばらく吊るして水が落ちない程度にして、バスタオルなどでくるんで水気を取るようにします。
こうすれば水着の型崩れも起こりにくくなりますし、水気による変色なども起こりにくくなりますよ。
水着の洗濯と保管方法
水着なんて洗濯しない!という水泳選手も多いようですが、できれば洗ってきれいにしておきたいところ。
中性洗剤・押し洗い・陰干しが基本です。
干すときは型が崩れないように整えて干します。
また洗濯機・脱水機・乾燥機・アイロンそして漂白剤の使用は絶対にNGです。
扇風機の風を当てて乾燥させるのも避けたほうが無難です。
水着の保管方法ですが、防虫剤の使用は避けてください。
水着に防虫剤が触れると変色や劣化の原因になります。
またパッドを取り外して、カップの部分に柔らかい布や紙をつめて保管すると型崩れしにくくなります。
そして高温多湿な場所を避けて保管しましょう。
水着に砂が付着したり生地の中に砂が入り込んでしまったり
また順番がおかしいのですが
砂浜で座ったりすれば水着に砂が付くのは当然ですし、生地の中に砂の粒が入り込んだりしますよね。
サイトによってはそのまま水着が乾くまで待ってからはらえば、砂は簡単に取れるという記述がありますが、この場合でも水着使用後は必ず水道水でまずはすすいでください。
塩分が付着したまま乾くまで放置していると水着に相当なダメージを与えることになります。
・水道水で水着をすすぐ
・水気をバスタオルで巻くなどしてある程度取る
・そのまま陰干しまたは手洗い後陰干しする
・水着が乾いてから手で払えば表面の砂は取れる
・生地に埋まってしまった砂粒は、手で水着を引っ張って裏から指ではじく様にすれば取れます。
まとめ
意外に思われる方もいたかもしれませんが、水着ってプールの水には非常に弱いデリケートなものなのです。
ですので使用後の取り扱い方によって、水着の寿命には相当な違いが出てしまうものなのです。
正しいお手入れの方法を実践して、愛着のある水着を少しでも長く着用できるようにしたいものですね。