外を歩いていたらガムを踏んでしまって靴にべっとりと付いた。
口からこぼれたガムが服に付いてしまって、焦って取ろうとしたらよけいに伸びてひどくなってしまった。
子供が外から帰ってきたら髪の毛にガムが付いていた。
いずれも本当によくある話ですよね。
ガムをティッシュペーパーでくるんで擦って取ろうとしたら、ティッシュペーパーまでくっついてしまってどうにもならなくなったり。
そんなガムがくっ付いてピンチの時に役立つ、身近なもので簡単にとってしまう方法を伝授します。
靴で踏みつけて取れなくなったガム
外を歩いていると知らないうちにガムを踏みつけていることってありますよね。
道路の縁石でこすり付けて落とそうとしたり、擦るように歩いて取ろうとしたりするのですが、靴の滑り止めの隙間に入り込んで気分がブルーになってしまう結果に。
次のような方法ならば外出先でも踏みつけたガムがすっきりと取れてしまいますよ。
つまようじ
踏みつけてから時間が経過し、水分がなくなって固くなったガムを靴底から取るのならば、つまようじで簡単に取ることができます。
表面だけが固くなって中のほうはまだ柔らかい場合には、つまようじで取るのは厳しいかもしれませんので、様子を見ながら行ってください。
レシート
印刷する昔ながらのレシートではなく、コンビニなどで発行される感熱紙素材のレシートを用いる方法です。
感熱紙の特徴として印字面がかなりツルツルしていますが、これがガムを取るのに役立ってくれるのです。
- 印字されたツルツルの面を靴底に付いたガムにくっつけます。
- 数回ガムが張り付いている部分に体重を乗せて踏みつけます。
- そしてレシートをはがすと、ガムも一緒にはがれます。
レシート印字面は凹凸がほぼないためにツルツルとしているのですが、凹凸がない分靴底と比べるとガムの粘着面積は大きくなります。
粘着面積が大きくなれば粘着力も勝るので、靴底からはがれてレシートにくっついてしまうのです。
外出先ならばこの方法が最も効果的かもしれないですね。
ポケットティッシュ
ティッシュペーパーではなく、包装フィルムにパンパンに入った状態のポケットティッシュを使います。
中身が入ったポケットティッシュのティッシュの取り出し口を下(地面側)にして地面に置きます。
ガムが付いた靴で地面に置いたポケットティッシュを力強く踏み込みます。
何度か踏み込んだ後にポケットティッシュを靴から離すと、ガムが一緒にくっついて取れてくれます。
ポケットティッシュの包装フィルムはPPフィルム(ポリプロピレンフィルム)でできていますが、先ほどのレシートと同じく凹凸がありません。
中にティッシュがたくさん入っていることで適度なクッションとなり、包装フィルムにくっつきやすくなるのです。
服に付いたガムを取る方法
口からこぼれたガムがベタっと服にへばりついてしまうことってありますよね。紙に包んで捨てたつもりが服に付いていたり。
電車に乗っている間に、ジャケットの背中部分にガムを付けられていた経験も・・・
服に付いてなかなか取れないガムはこうやって取り除きましょう。
ガムを冷やす
ガムって温かいときは柔らかくて伸びる性質がありますが、冷やされると固まる性質があります。
固まると粘着力が極端に低下しますので、服からはがすのも比較的簡単になるのです。
氷をビニール袋に入れてガムにあてたり保冷剤で冷やすと、次第に固まって粘着力が落ちてきますのでポロっと取れますよ。
油を付ける
冷やしても取り切れないことがありますが、油を付ければガムは確実に取れてしまいます。
ガムって油を付けると溶けてしまう性質があるので、ドロッとなったところを布やティッシュペーパーで拭き取ればOKです。
もっともよく取れるのは灯油なのですが、ニオイのこともありますし靴底のガムを家で取るのにイイかも。
家庭にある油というと
サラダ油・オリーブ油・バター・クレンジングオイル・オイルライターのオイルといったところですね。
ウィスキーやブランデー
アルコール度数の高いウイスキーやブランデーもガムを溶かす性質がありますので、なかなか取れない頑固なガムもきれいさっぱり取ってくれます。
アルコールや先ほど紹介した油も同じですが、布・コットン・ティッシュペーパーなどにアルコールや油を付けます。
ガムが付いた部分の服の裏にはあて布をして、ガムをトントンと叩くようにすればドロッとなってくるので拭き取ります。
除光液・ベンジン
除光液はマニキュアだけではなく服に付いたガムもきれいに落としてくれます。
ただしニオイがきつく換気を忘れないようにすることと、服を傷めてしまうことがあるので注意してください。
髪に付いたガムを取り除こう
髪の毛にガムが付いちゃったらどうしますか。
取りあえずは引っ張ってみますか?
シャンプーしてみる?
まさかガムが絡みついた髪の毛を切っちゃう?
靴や服に付いたガムを落とす要領と同じで、家庭にあるもので簡単に取ることができますよ。
ヘアワックス
髪の毛に付いたガムを落とすのにもオイル(油)が一番効果があります。
そして髪の毛にやさしいオイル分と言えばヘアワックスなど油分の多いヘアクリームになります。
ガムにヘアワックスを付けてしばらく待ち、布やコットンなどで挟み込むようにして拭き取ればOKです。
元々髪の毛に使用するもですから、安心感はピカイチですよね。
クレンジングオイル
ガムは油を付ければ溶ける性質を持っていますので、やはり髪の毛に付いたガムも油で落とすのが一番です。
でもサラダ油や灯油はちょっとねぇ。
そこでメイク落とし用のクレンジングオイルをコットンに含ませて、ガムをやさしくこするように落とせばOKです。
ヘアムース
油・オイルに比べるとややガムを落とす力は下回るのですが、安心面から言えばヘアムースがおすすめです。
ヘアムースにはエタノール(アルコール)が含まれているので、ウイスキーやブランデーと同様に髪の毛に付いたガムを落とすことができます。
ガムが付いた髪の毛にヘアムースを付けて、少しずつ布やコットンなどで落としてください。オイル(油)に比べるとガムを落とするパワーは低いのが難点です。
まとめ
靴・服・髪の毛に付いたガムを落とす方法について説明してきましたが、ガムを落とすには油を使うことが最も手っ取り早いということがお分かりいただけたと思います。
例えば絨毯にガムが絡みついて取れなくなった場合には、アロマオイルをガムに付けて拭き取ればいいのです。アロマオイルならばいい香りが漂いますし、オイルでふき取ってからのあと片付けも簡単ですよね。
ぜひ参考にしてください。