失敗せずにメダカの卵をふ化させよう!稚魚を育ててみよう!

メダカ

春先から秋にかけてメダカは産卵します。
水槽で飼っていれば、卵をつけたまま泳ぐメダカの姿を見る機会も多いハズです。
そのうちメダカに付いていた卵は水草をはじめあちこちに付けられたり、水槽の底に沈んでいたりします。
でも水槽の中で稚魚が親メダカたちと一緒に泳いでいる姿はほとんど見られません。
このページでは、はじめてメダカの卵をふ化させたり稚魚を育ててみようと思っている方に簡単に説明していきます。
自分の家で卵から孵して、稚魚そして立派なメダカへと成長させてみましょう。

 

 

メダカたちが産卵する条件

メダカたちが産卵するのは春先から秋にかけてなのですが

  • 日照時間が13時間以上
  • 水温が18℃以上30度以下
  • 水質が良好
  • エサが十分足りている

といったことに加えて

  • 生後3か月程度は経過しているメダカ
  • 健康なメダカ
  • 相性が良いペア

といった条件が合っていれば、まず間違いなく産卵します。

日照時間や水温などからいうと、東京から西では3月後半から10月頃の気候ということになりますが、ヒーターで水温を調整し照明を長時間当てることで、メダカたちは真冬でも産卵することが可能です。
※夏の時期にたくさん産卵した個体に冬も産卵させるのは酷だと思いますが

ちなみに1匹のメスが一度に産卵する量は10~20個ほど。
初めて産卵するメダカは卵の数も少なめ(5個程度のことも)ですし卵自体もやや小さめ、そして産卵の間隔は最初のうちは1か月程度です。
徐々に産卵する間隔も短くなって2週間ごとになりますし、1度に産卵する量も増えて卵自体も大きくなっていきます。

 

 

卵はよく見るけど稚魚を見ることがない

屋内飼育では一般的に水槽を使いますよね。
ほかには金魚鉢などガラスやアクリル素材で横から見るのに最適なモノを選ぶのがふつうです。
部屋の中で飼いたい最大の理由は、メダカたちがのんびり泳いでいるところが見れるからですよね。

初夏のころには卵をつけて泳ぐメダカの姿もよく見られるようになりますが、その卵が孵化して親メダカのいる水槽内で稚魚が泳ぐ姿ってほとんど見ることはありません。
たまたま孵化して泳ぎだす稚魚がいたとしても、翌日にはいなくなっていることがふつうです。

 

メダカって雑食性なのですが、産んだ卵を食べるとも言われていますし、稚魚もパクっといっちゃうことが多いです。
つまり卵から無事に孵化して稚魚をすくすくと育てたい場合には、まずはメダカたちから卵を引き離さなくてはなりません。

 

もっとも簡単な親メダカから卵を引き離す方法は、卵が産み付けられた産卵床をそのまま別の場所に移動することです。産卵床の大きさに合わせてバケツやタッパーや小さなプラケースなどに入れて、卵がふ化して稚魚として泳ぎだすところを間近で見るのは楽しいですよ。

移す先の水ですが水槽などの水ではなく、水道水をそのまま使うことをおススメします。
水道水をそのまま使用することで、卵にカビが生えることを防止できるのです。
メダカの生体は水道水に含まれる塩素は猛毒なのですが、卵に関しては全く問題がありません。
できれば卵の中にメダカの目が分かるようになるころまで、毎日水道水を入れ替えてあげてください。

 

産卵床の数があまりない場合には、卵だけをタッパーなどに入れて産卵床は水槽に戻してもいいですよ。
ただし卵をじかに触った場合にはカビが生える確率が高くなりますので、必ず水道水に入れてください。できれば卵をアグテンにつけて消毒してから、水道水入りの入れ物に移動するほうが良いのですが。

 

 

有精卵と無精卵

メダカが産卵した卵ですが、有精卵と無精卵があります。
当然ですが有精卵しかふ化して稚魚が誕生することはありません。

卵を採集して水のなかに入れておくわけですが、有精卵はやや黄色味がかった色をしています。
無精卵は白色になりますのですぐ分かりますし、そのままにしてくとカビが生えてきて、やがて有精卵にもそのカビが移ってしまうことがあります。
ですので無精卵は取り除いておきましょう。

また有精卵は指でさわったところで潰れることはありません。
小さくてすぐ潰れそうなイメージがあると思いますが、指で挟んだって全然潰れないですよ。
逆に無精卵は簡単に潰れてしまいます。
※受精直後は有精卵も柔らかいです。

メダカの産卵はまだうす暗い早朝から9時ごろ(我が家のメダカの場合)に行われることが多く、お昼を回ってから採卵すれば有精卵と無精卵の区別がつきやすいです。

 

 

産卵床は何がいい?

メダカが卵を産みつける場所である産卵床ですが、どのようなものが良いのでしょうか?

水草ならばホテイ草マツモあたりが良く使われますが、ドワーフフロッグビットアマゾンフロッグビットウォータークローバームチカなども良いですし、カボンバアナカリスといった通称“金魚藻”でも全く問題ありません。

シュロやスポンジ素材などで作られた産卵床もさまざまな物が市販されています。

メダカはやや狭い空間に入り込んで卵を産み付けることが多く、ホテイ草の根っこに産み付けるときでも根っこの中ほどに卵が付いていることが多いようです。
市販されているシュロの産卵床を底に沈めておいた場合でも、内側に付いていることが多かったです。

 

 

 

結論から言えば産卵床は何でもかまいません。

 

シンクの排水口にセットする水切りネットを適当に切って丸めただけでも良いですし、毛糸を束ねたものでも良いです。
色も何色であっても特に問題ないですし。
薄い食器洗い用のスポンジを切ってペットボトルのキャップを浮きとして自作した産卵床も、緑・ピンク・黄色の3種類を入れておきましたがどの色であっても関係なく卵が産みつけられていましたよ。
※毛糸は浮かばないものが良いです。
※薄い食器洗い用のスポンジは5枚入りのものが100均で手に入ります。
※ペットボトルのキャップとスポンジは結束バンドで留めておきます。

 

それと

 

メダカって卵を産み付けるのが下手なのか、意外と多くの卵が底床の砂利に産み落とされていますしね。
底のゴミを吸い出した時にチェックしてみると、ゴミに混じって卵も大量に吸い出していることが多いですから。

 

 

稚魚のエサ

卵は水温が20℃の場合12~13日でふ化します。

(250÷水温=ふ化する日数)

稚魚は生後3日くらいはヨークサックという栄養分が詰まった袋をお腹にぶら下げていますので、そちらから栄養を摂っています。
ふ化後4日目あたりからはエサを与えなければなりません。
※筆者はふ化後すぐから市販のエサをごく少量だけ与えています。

メダカのエサですが、稚魚に関してはとにかく細かいパウダー状のものが必要です。
生まれたばかりの稚魚(針子)は口が大変小さいので、メダカの成魚用のエサを食べることができないのです。

市販されている安いメダカ稚魚用のエサで十分です。
または成魚用のメダカのエサを細かくすり潰して与えます。

 

よくグリーンウォーターという植物性プランクトンでいっぱいの緑色の水が使われます。
これならば毎日のエサやりから解放されて楽ではあるのですが、稚魚の様子が見えにくいという難点があります。
大量の稚魚を育ててみたい方には良いと思うのですが、筆者のように飼う場所が限られている場合には大量のメダカは育てられません。
なのでグリーンウォーターではなく、ゾウリムシをおやつ、市販されている稚魚用のエサをメインに与えています。
小さな稚魚たちがエサを食べる様子を眺めるのが楽しいのもありますしね。

ゾウリムシはあくまで“おやつ”なので無くてもかまいません。

 

エサを与える回数ですが、1日5回くらいに分けて少量ずつ・・・

が理想なのかもしれませんが、会社員が1日に5回も与えられるわけもなく、また夜は消化不良を起こすなどの理由から与えないほうが良いです。
ですので筆者は1日に2~3回しか与えていません。

生存率は下がってしまうかもしれませんが、それでも筆者宅からメダカがいなくなったことはありません。
少なくとも30~40匹のメダカが世代交代をしながらずっとベランダにいますので、一般の方がメダカを飼い続けるにはちょうど良いのではないかと思います。

1度に与える量ですが、爪楊枝の先にのるくらいの量っていう感じです。
多すぎると水を汚すばかりですから、与えすぎには注意です。

 

 

水替えは慎重に

稚魚であってもエサを食べればフンをします。
フンをすれば水が汚れます。(水質の悪化)
だからといって一度に大量の水を替えてしまうと、環境の変化についていけずに稚魚の大量死を招く結果に。

メダカのフンは当然ですが底に溜まります。
エサの色によってフンの色も違ってきますが、市販の稚魚用のエサを与えていたらフンはこげ茶色でしょうか。
筆者はスポイトを使ってフンを吸い取って捨てて、減った分の水(カルキ抜きをした水)を加えています。
水を加えるときは勢いよく入れずに、少しずつ入れるようにしています。
※筆者はペットボトルの蓋を浮かばせて水を当てるようにして入れています。

 

 

おススメはバケツ+アナカリス

筆者は100均で購入した7Lのバケツで稚魚を育てています。
そしてバケツの中には大量のアナカリスを入れています。

あまりたくさんの水草を入れると、夜間は水草が酸素を吸って二酸化炭素を吐き出すことから稚魚が酸欠になるかも・・・と思うのですが、10年以上この方法で金魚やメダカの稚魚を育ててきましたが問題はありません。

アナカリスが大量に入っていると稚魚はその隙間などで安心して生きていけるようですし、稚魚の生存率が高くなるような気がします。
屋外で稚魚を育てる場合、アナカリスが日よけになって水温の上昇を抑えもしてくれますし。
それ以上にアナカリスは安くて入手もしやすくて、丈夫で屋外でも越冬できますから。

    1. ベランダの親メダカの方から卵だけを採集
    2. 卵はタッパーの中で丸1日アグテンによる薬浴
    3. 丸1日アグテンに浸けても透明感のある卵だけをバケツの中へ
      ※稚魚が泳いでいても後から採卵した卵もこのバケツへ入れています
      ※アグテンの青色で染まった卵も無精卵です
    4. バケツの水は水草がなければ水道水、水草があればカルキを抜いた水
    5. ふ化した日から少量だけエサを与える
    6. 底にフンが溜まってきたらスポイトで吸い出す
    7. 稚魚が2㎝くらいになったら親メダカの方へ移動

 

このバケツによる稚魚飼育は屋外でも屋内でも大丈夫です。
ただし蚊の幼虫であるボウフラが発生しないように、100均などで多用途不織布を購入して、バケツの大きさにカットして蓋にしておくほうが良いです。(洗濯ばさみで挟んでおきます)
不織布ですから空気も光も通過しますが虫の侵入は防げます。

 

メダカの成魚はボウフラを食べてしまいますが、稚魚(特に生まれたばかりの針子)の場合はボウフラに捕食される危険性があります。
稚魚を育成する場合はボウフラの侵入を防ぐ手立てを必ず行いましょう。

メダカ
川崎西風

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