メダカのエサの選び方とおすすめのエサ7選
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メダカのエサの選び方とおすすめのエサ7選

メダカ

メダカのエサと一口に言っても種類がたくさんあります。

市販されている人工のエサもショップや通販サイトをのぞいてみると、選ぶのが難しいほどさまざまな種類のものが並んでいます。

また生餌もミジンコ、ゾウリムシ、イトミミズ、赤虫などさまざまな選択肢がありますし、グリーンウォーターも生餌の範疇になってきます。

エサはやっぱり栄養価で考えるべき?
人工のエサよりも生餌のほうが良い?
メダカのエサのおすすめは?

などなど、メダカや金魚を飼育して40年以上になる筆者のメダカのエサの選び方とおすすめのエサを公開します。

 

 

メダカは雑食性だけど

 

メダカの食性は雑食性で動物性のプランクトン(ミジンコ・ゾウリムシなど)、植物性プランクトン(藻類・グリーンウォーターなど)、小さな虫(イトミミズ・赤虫・ボウフラなど)などさまざまな物をエサとして食べます。

コケ類も食べることがあると記載されたサイトもあるのですが、筆者は今までメダカがコケ類を食べたことを確認したことがないので何とも言えないです。

 

かつお節を指で細かく砕いてから与えるとメダカは喜んで食べます。

かつお節を指で細かく砕くわけですから魚粉と同じ状態になるのですが、市販されているエサの大半はフィッシュミール(魚粉)が主原料ですから喜んで食べるのも当然ですよね。

 

あとは腐敗が早いのが難点ですが、ゆで卵の黄身を潰さないようにそっと沈めてあげてもよく食べました。

下手に潰すと飼育水が汚れて大変ですが、底にゆで卵の黄身を入れておくとメダカたちは美味しそうに突きますよ。

 

メダカはさまざまな物を食べる雑食性であるのは間違いないのですが、どちらかというと植物性の物より動物性の物の方を好む傾向があります。

 

稚魚のように口がまだ小さいときは植物性プランクトン(グリーンウォーターなど)や動物性プランクトンであるゾウリムシのような小さなエサを食べますが、ある程度成長すると動物性プランクトンであるミジンコやイトミミズ、赤虫などを好んで食べます。

 

市販されている安価なエサであってもフィッシュミール(魚粉)を主体に製造されていることから、メダカはやっぱり動物性のエサを好むようですね。

 

稚魚の育成にはグリーンウォーターが最適?

 

飼育水が植物性プランクトンで満たされた状態になると緑色になることから、グリーンウォーターとか青水と呼ばれています。

グリーンウォーターの何が良いかというと、常にエサを食べることができる状態だからです。

だってグリーンウォーターの中にいるメダカたちはご飯やおやつに常に囲まれている状態ですから、常に食べることができるので成長も早いと言われています。

 

また稚魚をグリーンウォーターで育てない場合、稚魚用のエサまたは成魚用のエサを細かくすり潰したものを1日に5回ほど与える、とよく言われていますよね。

1日に5回も与えなきゃいけないのならば、グリーンウォーターの方が楽ではないか!と思う方がいてもぜんぜん不思議ではありません。

 

 

でも昔はグリーンウォーターで稚魚を育てるとか、1日に5回もエサを与える必要があるなんて聞いたことがありませんでしたし、筆者はこれまでグリーンウォーターや1日5回のエサやりで稚魚を育てたことはありません。

でも稚魚を育てて成魚にして産卵してというサイクルを何度も繰り返し行ってきました。

 

 

孵化後数日経つと稚魚はエサを食べ始めますが、たしかに市販されている人工のエサより生餌の方が成長は早いです。

だからといって人工のエサで育ったメダカが弱いといったこともありません。

また稚魚へのエサやりも1日2回で問題ありません。

しいて言えば、孵化してから1か月ほどはゾウリムシを与えると成長が早いかな。

でもゾウリムシはあくまでおやつ程度で、主食は市販されている稚魚用のエサです。

 

 

屋内の水槽の中にも少なからず植物性プランクトンは入っています。

屋外飼育の場合だと屋内飼育以上に植物性プランクトンが入っています。

植物性プランクトンがいるからコケがはえたりアオミドロだらけになるのですから。

なのであえてグリーンウォーターにする必要はなく、市販のエサをメインにおやつが植物性プランクトンで問題ありませんよ。

 

 

エサは栄養価で決めるべき?

 

金魚のエサでもそうなのですが、色揚げ用とか繁殖用とかさまざまなエサが販売されています。

こだわってメダカを飼育されている方は、その時々に応じてエサを使い分けたりしています。

これらのエサの違いは栄養価の違いで、成長を早めるための栄養分とか繁殖に適した栄養分などを各メーカーが研究して発売しています。

 

 

なので目的に合致したエサを購入する、つまり栄養価によって今はどのエサが最適なのかを選ぶことができます。

 

 

人間に置き換えてみるとよく分かるのですが、サプリメントが必要だと考えてさまざまな製品を摂取する人もいれば、野菜や肉など通常の食事だけで十分だと考えてサプリメントは摂取しない人もいます。

これと同じで、大事なメダカにはエサを使い分けるほうが良いと考える人と、食べて元気に成長してくれるならば何でも良いと考える人もいます。

現在市販されている多くのエサは研究に研究を重ねて、1種類のエサだけでも問題なくメダカが育つようなものがほとんどです。

なのでそれほど神経質にならなくても良いと思いますし、気に入ったエサ(よく食べてくれるエサ)を使い続けるという選択で良いと思います。

有名メーカーから出ているエサならば、値段が安くても問題はありません。

 

 

浮上性のエサと沈下性のエサ

 

メダカのエサには沈みにくい浮上性のエサ、わりと早く沈んでしまう沈下性のエサ、ゆっくりと沈んでいくエサなど種類によって違いがあります。

 

浮上性のエサ

メダカは「目高」とも書かれるように目の位置がやや高く、また口も上向きについているために、水面に浮かんでいるエサを見つけて食べるのに適した形になっています。

 

このことから浮上性のエサがもっとも適しているといえます。

 

また浮上性のエサは食べ残しが分かりやすく、網などですくえば簡単に取り除く点も良いですね。
※浮上性と言っても時間が経つと沈みますよ

 

ゆっくり沈むエサ

ただすべてのメダカが活発にエサを食べに来るのではなく、中には落ちてくるエサを見かけてから動き出す個体もいるのです。

このようなメダカがいる時には、ゆっくり沈んでいくエサが良いでしょうね。

 

しばらくの間はエサは浮いていて活発なメダカが食べにやってくる。

つつかれることで浮いていたエサが沈みますので、それを見た引っ込み思案なメダカもエサにありつくことができる。

万能タイプというべきエサになるのですが、底に沈んでしまうことから飼育水を汚しやすいのが欠点となります。

いかにメダカが食べきってくれるエサの量を与えられるかが勝負になってきますよ。

 

沈下性のエサ

比較的早く沈む沈下性のエサは、夏など活発にエサを食べる時期には良い選択と言えます。

水面までメダカが浮上することなく水中で活発にエサを食べる様子を見ていると、ホントに元気だなぁって見とれてしまうほどです。

 

ただし秋口以降などでエサの摂取量が減りだす時期は要注意。

夏ほど積極的にエサを食べない季節になると、メダカがほとんどエサを食べないうちに底に沈んでしまい水を汚してしまう原因になるのです。

 

 

筆者は浮上タイプまたはゆっくり沈んでいくエサを選んでいます。

夏など活発にエサを食べる時期はゆっくり沈んでいくエサを与え、それ以外の時期は浮上性のエサを与えています。

 

 

どのくらいの量をエサを与えればよいのか

 

夏場で活発に活動する時は、エサを与えた瞬間にたくさんのメダカが食べにやってきます。

数分ですべて食べてしまったので追加でエサをあげると、今度は10分以上経っても食べ残していた。

これもよくあることなのですが、メダカに与えるエサの量って意外と難しいですよね。

適量が本当に分からない。

 

まずはエサを与えてみて、5分程度で食べしてまう量を見つけること。

それ以外に答えはありません。

与えすぎはダメですので、最初は明らかに少ないかもと思える程度の量から試してみます。

それを数日かけて繰り返し、4~5分で食べきる量を見つけてください。

そうする以外に適量を見つける方法はありません。

 

水温が下がり始めて15℃以下になってくると、メダカはエサの摂取量が少なくなってきます。

水温が1桁になってくるとほとんど食べなくなります。

夏と同じような量を与えてはいけませんよ。

屋内飼育の場合で暖かい場所に水槽を置いている場合は真冬でもそこそこエサを食べますが、屋外飼育の場合はまったく食べないことも多くなるので注意してください。

 

エサを与える回数・頻度

 

1日に5回エサを与えて、毎回5分程度ですべてを食べてしまう。

 

もしこのようなエサの与え方ができているのならば、筆者はいろいろと教えてもらいたいです。

1回あたりに与える量と与える回数がピッタリなわけですから、これほど理想的なエサやりはないと思いますから。

 

でも一般の方は日中は働いていたり学校へ行っているなどしていますから、ずっとメダカに接することができる人なんて少ないですよね。

 

基本は5分程度で食べきれる量を与えること。

 

夏から秋など活発な時期は1日に2~3回、秋になって気温が下がってくると1日に1回、初冬になると2~7日に1回、そして真冬になると与えないのが基本となります。

 

夏場は朝から夕方までいつ与えてもよく食べますが、夕方以降は避けるようにします。

秋口や初冬は暖かい時間帯のみ。

いずれの場合もくれぐれも与える量には注意して!

 

そして真冬にもポカポカと暖かく感じられる日ってありますが、そういう日にはメダカも水面近くまで上がってきていることがありますので、こういう時に限ってエサを与えてみましょう。

ただし与える量は5分で食べきれる量の1/5以下で。

たくさん与えたところでメダカは食べてくれませんから。

 

冬眠から目覚めた春先のメダカはお腹が減っているハズなのですが、あまり食べないことが多いです。

おそらく体調がまだ戻っておらず、消化器官も弱っているからでしょうね。

様子を見ながらごく少量を1日1回程度与えてください。

 

 

おすすめのエサ

 

ここからはおすすめのエサをご紹介していきます。

と言ってもペットショップや通販などで手軽に購入できるものばかりです。

 

浮上性で食いつきが良く、無着色なので飼育水が汚れにくい。
フレークタイプですが細かなサイズなので、吐き出すことも少ないです。
このエサを選択しておけばまず間違いはないですよ。

 

ゆっくり沈んでいくタイプですが、かたまって重なるように投入すると一気に沈んでいきます。
こちらもフレークタイプですが、メダカブロスよりはサイズが大きいです。
食いつきは良いのですが、水面に油が浮くことがあるなどやや油脂分が多いような気がします。

 

細かな顆粒タイプでゆっくり沈んでいくタイプです。
安価なわりに食いつきが良くコスパに優れています。
メダカの食欲が旺盛な時期には最適なエサです。

 

昔から定番のメダカ稚魚用のエサです。
大変細かいパウダー状のエサで、生まれたての稚魚でも食べることができます。
筆者は冬眠明けのメダカのエサとして長年愛用しています。

 

こちらも定番の稚魚用のエサです。
かたまって重なるように入れると一気に沈むので注意しましょう。
しかし稚魚から成魚まで喜んで食べるオールラウンダーです。

 

浮上性であり、メダカの食いつきが抜群です。
このエサを与えているときは、メダカはエサの匂いで集まってくるように思います。
ただエサ自体がかなり軽いので、屋外ではエサを与えるときによく飛んで行ってしまいます。

 

食いつきは良いのですが、メダカが少しつつくと一気にエサが沈んでいきます。
少しずつ与えるようにして、沈んでいかないようにする必要があります。
またこのエサはすり潰すと全く浮きません。

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