値札のシールをはがしたり、商品説明のシールをはがすなど、意外とシールをはがす場面に出くわすことって多いですよね。透明のプラスチック製品に大きな商品説明用のシールが貼られていれば、使用前にはがしたいと思うのは普通のことです。
だいたい、こんな目立つ所に大きなシールなんて貼るなよ!って気持ちのほうが大きいのですが。
でも必死に爪で引っかいたりしてもうまくはがれず、シールの大半がはがれずそのままってことも多いものです。
また何とかシールははがせたとしても、粘着剤のベタベタがそのまま残ってしまうことも。
シールはがし用のスプレーなどが100均でも売られていますが、中にはニオイが気になるものもあり、食器など口にするもののシールをはがすには向いていないことも。
そこでシールはがしスプレーを使わずに値札などのシールを簡単にきれいにはがす方法と、うまくはがせずベタベタが残ったときのベタベタの除去方法を見ていきましょう。
シールはがし剤を使わずにシールをはがす
シールはがし剤を使えばシュッとひと吹きで簡単にシールははがれるのですが、独特のニオイだったり、食器など口にするものに使うのは抵抗がある方も多いですよね。
そこで家庭にある物を使ってシールをはがす方法をいくつかご紹介します。
ヘアドライヤー
たいていどこのご家庭にでもあるヘアドライヤーでシールを温めてはがす方法です。
粘着剤は温めることで粘着力が落ちるので、かなりはがしやすくなるのです。
あまり温めすぎると粘着剤がドロドロになって、シールをはがした時に粘着剤が残りベタベタの原因になるので要注意!
温めながら少しずつはがしていくのがコツになります。
ただし熱に弱いプラスチックの場合、ヘアドライヤーの熱で変形することがあるので注意しましょう。
台所用洗剤
はがしたいシールに台所用洗剤を塗りしばらくそのまま放置します。
この時できれば洗剤を塗ったシールをラップで覆うほうが効果が出やすいです。
10分以上放置してからはがします。
洗剤でシールがふにゃっとした状態になっていますから、手ではがすのは難しいかもしれませんので、傷がつきにくいものでこすり落とす感じになります。アイスクリームの木の棒などがいいかも。
あとは洗剤を拭き取ったり水洗いすればOKです。
お酢
台所用洗剤のときと同じ要領でお酢を使ってシールをはがします。
シールのお酢を塗る。
シール部分にラップを貼って10分ほど待つ。
台所用洗剤よりさらに手ではがすのが難しいので、傷が入りにくいヘラなどでこすり落とします。
ただしベタベタが残りやすいので、お酢よりは台所用洗剤を用いるほうが楽です。
除光液やシンナー・ラッカー
除光液やシンナー、ラッカーも台所洗剤と同様にシールはがしに使えます。
除光液をシールに塗ってしばらく放置します(できれば10分ほど)
十分に染み渡れば手ではがすことができます。
一部のプラスチック製品には使えないことや、除光液やシンナー・ラッカーのニオイがきついことには注意が必要です。
火の気がない所で行い、換気にも気を付けてください。
灯油やライターのオイル、ベンジンなど
除光液と同じようにシールに塗ってしばらく放置すれば、手でも簡単にはがすことができます。
ニオイもさることながら、特に火気厳禁で行ってください。
除光液よりははがす能力はやや劣ります。
ライター
温めることで粘着力を落とすという意味ではヘアドライヤーと同じです。
ライターの炎の先で軽くシールをあぶるという感じです。
直接火を当てますからくれぐれも火傷に注意するとともに、シールや製品が燃えてしまわないように!
お茶碗や湯飲みなど瀬戸物に貼られたシールをはがすときに効果を発揮する方法です。
シールをはがしたあとのベタベタを取りたい
何とかシールをはがしたもののベタベタが残ってしまい、見た目も汚らしいしゴミがくっ付くから何とかしたい!
おすすめのベタベタの取り方をご紹介します。
ガムテープ
実は最も簡単で手軽にベタベタを取る方法が、このガムテープを使うものです。
ガムテープを適量取って、ガムテープの接着面でベタベタ面を何度もタッチしていきます。
特に布製のガムテープは接着力が強く、ベタベタをどんどん取ってくれるのでおすすめです。
ハンドクリーム
シールはがすときに用いると紹介されているサイトが多いのですが、ハンドクリームは残ったベタベタを取るときに最大限の効果を発揮します。
ベタベタにハンドクリームを塗ってしばらく放置し、ウエス(ぼろ布など)でこすれば簡単にベタベタが無くなりますよ。
消しゴム
ベタベタの範囲が狭いのならば、消しゴムを使って取ってしまう方法も楽ですよ。
普通に文字を消すときの要領でベタベタをこすればOKです。
ベタベタの範囲が広いとちょっと面倒ですね。
ミカンやレモン
ミカンやレモンの汁をベタベタに塗りしばらく放置します。
馴染んだところでウエスなどでこすれば落ちてくれます。
またはミカンやレモンの皮でこすってもベタベタが取れてくれますよ。
ミカンやレモンに含まれるリモネンという成分は発泡スチロール・プラスチック・ゴムなどを溶かす溶剤にも用いられるもので、シールあとのベタベタもきれいさっぱり取ってくれるのです。
シールはがしは強力で100均でも売られているなど手に入りやすいのですが、食器など口にするものに使用するにはあのニオイに抵抗を感じる方も多いでしょう。
そこで家庭にあるもので簡単にシールをはがしたり、シールあとのベタベタを取る方法をご紹介してきました。
頭の片隅でこれらの方法を覚えておくときっと役に立ちますよ。