飲んだ翌朝が楽に! お酒にまつわるいろいろな疑問を解決!
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飲んだ翌朝が楽に! お酒にまつわるいろいろな疑問を解決!

雑学

歓送迎会に花見、BBQに忘年会に新年会などなど、社会生活を送っていく中ではお酒を飲む機会はどうしても多くなります。こういった〝会〟でなくとも、ちょっとした集まりで飲む機会もありますし、おいしい食事といっしょにお酒をいただくというのも良いものですよね。

ただ飲んだ翌日のことを考えるとあまりたくさん飲むとしんどいな、二日酔いにならない程度にセーブしなきゃと考えながら飲むこともありますし、

「日本酒は明日の朝がつらいから焼酎にしよう」

「ビールを飲みすぎると体形が…」

と言ったことを考えることもありますよね。

そこで今回は様々なお酒にまつわる話をしていきます。

 

 

 

日本酒は翌朝残りやすく、焼酎は残りにくい

飲み会に行くたびにこんな話を耳にします。

「日本酒は朝がつらいからやめておくよ」

「日本酒と違って焼酎は悪酔いしないから」

日本酒は悪酔いするとか、二日酔いがひどいという話ですが、信憑性の点では懐疑的です。

ただし、

焼酎のほうが悪酔いしにくいというのは本当の話です。

 

日本酒だから二日酔いしやすい?

この話の出どころは第二次世界大戦までさかのぼるそうで、戦時中のコメ不足のために少ないお米で日本酒を作り、そこへ2倍の量の醸造アルコール(食用エタノール)を混ぜて3倍にかさ増しした「三増酒(三倍増醸清酒)」が出回り、種類の違うアルコールを摂取するために悪酔いする…、というのが真相のようです。

この三増酒ですが2006年までは「日本酒」として流通していましたが、酒税法によって現在は日本酒(清酒)として扱われずリキュール類や雑酒扱いになりますから、あまり口にすることはないでしょう。

なので日本酒だから二日酔いしやすいとか、悪酔いするということはないようです。

 

焼酎は悪酔いしにくい?

日本酒、ビール、ワインなどは醸造酒と呼ばれ、通常は何かで割って飲むことはありません。

それに対してウィスキー、ブランデー、ウォッカ、ラム、ジンなどの蒸留酒は水やソーダなど何かで割って飲むことが多いですね。

焼酎は蒸留酒に分類され、お湯や炭酸などで割って飲む方が多いと思います。

蒸留酒は加熱してエタノールを凝縮させることで、他のアルコール成分や不純物がほぼなくなります。ほぼ単一のアルコールのみとなることから体内で分解されやすくなり、二日酔いが起きにくいと言われているのです。

エタノールを凝縮させる分アルコール度数は高くなるから、そのまま飲むよりは何かで割って飲むことが多くなるのです。

そのまま飲む日本酒と何かで割って飲む焼酎、割り方によっては焼酎のほうがアルコール度数が低くなるのも一因?

 

 

ちゃんぽんで飲むと悪酔いする?

「とりあえずビール!」からはじまり、ワインやハイボールにチューハイ、そして最後は日本酒をゆっくり…。

ちゃんぽんで飲むと悪酔いするとよく耳にしますが、飲み合わせが悪いからとか、アルコールの種類が変わるから?

これは結局のところ味や口当たりが変わるために飲むピッチが早くなり、アルコールの摂取量が増えることが主な原因だそうです。

飲むピッチが早くなれば酔うのも早くなり、悪酔いもしやすくなりますからね。

飲む量をコントロールしにくくなるから、ちゃんぽんは避けるほうが無難でしょうね。

 

 

ビールを飲むと太る?

ビールをたくさん飲み、お腹がぽこんと出ていることを〝ビール腹〟なんて言いますが、ビールだけが原因で太るわけではありません。

100ml当たりのカロリー

ビール 42kcal
発泡酒 44kcal
缶チューハイ/レモン風味 51kcal
白ワイン 75kcal
日本酒 107kcal
紹興酒 126kcal
梅酒 163kcal
焼酎 140kcal
焼酎水割り 6:4 84kcal
ウイスキー 248kcal
ブランデー 222kcal

※メーカーによって数値は変わります

水やソーダなどで割って飲むこともあり比較は難しいのですが、ビールが特にカロリーが高いとは言えません。

ただビールに合う食べ物って唐揚げなどの揚げ物や、ポテチ、焼き鳥に焼き肉と言った、味が濃くてカロリーが高いものが多いと思います。

ビールの苦みと炭酸のシュワシュワ感が合いますよね。

つまりはビールといっしょに美味しくいただく食べ物のカロリーが高くて、太ってしまうわけです。

できるだけあっさりとした低カロリーなものとビールを味わいましょう。

 

 

二日酔い対策!

もっとも効果的なのはお酒といっしょに水を飲む(チェイサー)、お酒を飲み終わった後にも水を飲む。

実はこれが最も効果的なのですが、

「ビールで水分を取っているのに、これ以上水なんて飲めない!」

よく耳にしますが、たしかにビールも水分ですが利尿作用があるため水分補給にはなりません。

ビールを1L飲むと、体内の水分を1.1Lも輩出するとも言われており、ビールを飲めば飲むほど体内から水分を失うことになるのです。

まずは水を積極的に取ることを心がけましょう。

 

飲む前に食べると効果的

飲み会や宴会が始まる前にぜひ食べておきたいもの。

バナナ・キャベツ・ミックスナッツです。

  • お酒を飲むと体内のカリウムが失われるので、飲む前にバナナを食べてカリウムを補います。
  • キャベツに含まれるビタミンUには胃の粘膜を保護し、アルコールの吸収を抑える働きがあります。
  • ミックスナッツに含まれる脂質は消化吸収に時間がかかり、胃に残っている間はアルコールの吸収が遅くなります。

お通しなどで出されることが多いキャベツやミックスナッツですが、実は理にかなっているものなんですね。

飲む前に積極的に食べておきたいものです。

 

飲む前に飲む

二日酔いに効果があるものも多数市販されており、例えばキャベ2ソルマック5を飲み会の前に飲んでおくと、飲み会後や翌朝がかなり楽だったりします。

 

 

あくまでお酒は楽しむもので、お酒に飲まれてはいけません。

ほどほどに飲んで、体をいたわることを考えましょう。

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