メダカの稚魚、あまり早く親メダカと混泳させると大きくなりにくい
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メダカの稚魚、あまり早く親メダカと混泳させると大きくなりにくい

メダカ

メダカが産卵したので孵化させるために、親メダカの元から卵を引き離した。

親メダカと卵を一緒にしたまま孵化させようとすると孵化する前に卵を食べられたり、何とか孵化しても食べられることが多いですから。

卵は無事に孵化して、餌をついばみながら少しずつ大きくなっていく。

それはそうと、この稚魚たちはいつ頃になったら親メダカと一緒に混泳できるのかな?

そのあたりを見ていきましょう。

 

 

食べられない大きさになれば…

孵化したばかりのメダカは針子と呼ばれるほど細くて小さな赤ちゃんで、泳ぐ速度だって当然遅いです。

その大きさで親メダカと同じ飼育場所に入れれば、パクっと喰われてそれで終わってしまいます。

なので親メダカとの混泳は食べられない大きさになってから。

1cmを越えて仔魚から稚魚になれば食べられることはありません。

だいたい孵化して2~3週間経った頃でしょうか。

ただしこの大きさで親メダカと混泳させると、いろいろと不都合なことがおきます。

 

・エサを食べられない
稚魚用のエサを親メダカ用のエサと一緒に与えたとしても、大きな体のメダカたちに追い回されて満足にエサを食べることができません。

・隠れたまま出てこようとしない
エサがあっても大きなメダカが怖くて、水草やストラクチャの陰に隠れて出てこようとしなくなります。

・体が大きくならない
必要な量のエサを食べることができずあまり成長しないまま成魚になり、生殖活動を行わないメダカになる危険性が高い。

・早く死んでしまう
栄養不良のまま大きくなったメダカは、早く死んでしまう可能性も高くなります。

混泳自体は可能な1cmの稚魚ですが、避けるほうが無難な大きさと言えるでしょう。

 

たくさんの水草と稚魚に守られておれば

1cm程度の大きさでは絶対に混泳は不可と言わけでもなく、ある程度の条件をクリアできれば混泳も可能です。

それは稚魚たちの隠れ家となる水草をたくさん入れてあげること。

水面一面に浮草が浮いている状態で、卵を採取せず親メダカの飼育容器内で孵化し、そのまま成魚まで育ったこともありますし、実際自然界ではそうやって大きくなっていきますからね。

隠れ家をいかに作ってあげるのかは大きなポイントに。

ただし先に書いたように、体の大きなメダカから隠れたり逃げ回ることが多くなり、どうしてもエサの摂取量は少なくなりがちです。

1cm程度の稚魚を複数、出来れば10匹以上を一緒に入れてあげると、稚魚だけでかたまってエサを食べる様子も見られますので、これも解決策の一つのように思います。

 

 

1.5cm~2cmになれば親メダカとの混泳開始

1.5cm~2cmの幼魚クラスになれば泳ぎもある程度早くなっていますし、エサの争奪戦にも大きな体のメダカに負けじと参戦します。

エサも親メダカに与えるものを普通に食べますし、混泳開始の時期としては最も適していると言えるでしょう。

ちなみに1.5cm~2cmサイズのメダカに成長するには、孵化してから1カ月半から2カ月程度かかります。

筆者は孵化して2カ月ほど経つと、親メダカたちと混泳させるようにしています。

成長が遅くてギリギリ1.5cmくらいのメダカもいますが、時間の経過からもう巣立っても良いと判断します。

 

2cmを超えるサイズ

稚魚用のエサを食べて成長してきたメダカですが、2cmを超えるようになってくると稚魚用のエサでは栄養が足りないのか、あまり大きくならないことがあります。

一般的にメダカは2.5cm~3cmを超えると産卵するなど生殖活動が可能になります。

孵化してからだいたい3カ月から4カ月程度でしょうか。

たくさんのメダカを育てている方はサイズ別に飼育容器を変えたり選別したりすると思いますが、捕まえてきたり買ってきた数匹のメダカを飼っていたら産卵したので、孵化させて育ててみようといった方の多くは、一つの入れ物で稚魚全てを育てていることが普通です。

すると稚魚用のエサしか与えないことも普通ですし、やや栄養不足気味になって成長スピードが遅くなり、2cm程度の大きさで卵をお腹に付けて泳いでいることもあります。

 

十数年以上昔、タッパーの中で育てていた2cmほどのメダカ数匹が、お腹に卵を付けて泳いでいて驚いたことがあります。

机の上に載せて小さなメダカを見ているのが好きだったし、2cmくらいだからまだ成魚にはなっていないだろうと思っていたのです。

 

1.5cmを越えてくると食べる量が増加していきますし、順調に育った2cm以上の大きさのメダカは、爆食という表現がピッタリなほど本当によく食べます。

よく食べて大きくなるわけです。

でも小さな稚魚たちと混じって育てていると、エサを与えすぎてはいけない、水が汚れるという思いから与える量をセーブしてしまいます。

するとあまり大きくならないまま成魚に育ったメダカになってしまうわけです。

周りの小さな稚魚たちもあまりエサが当たらず、成長が遅くなりますし。

1.5cmから2cm程度、または孵化してから2カ月程度で親メダカと混泳させる、こういった基準が筆者はお勧めです。

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