通信制高校や放送大学は通学回数券が利用できるなど学割が充実しています
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通信制高校や放送大学は通学回数券が利用できるなど学割が充実しています

雑学

通信制の高校や大学は自分の時間を有効に使いながら学ぶことができるため、さまざまな年代の方が利用しています。
社会人であってもスキルアップのため、大卒の資格を得るためにと頑張っておられる方も多いですよね。
通信制高校や大学と言っても実はスクーリングといって、学校に通って教師による対面授業(面接授業)を受けなければなりません。
学校によってまたコースによってかなりの違いがありますが、多い学校では週に5日ほど通うケースもありますし、逆に年に数日だけ通う必要のあるケースもあるようです。

通信制と言ってもスクーリングとして学校へ通うわけですが、高校生であり大学生なのですから通学定期券を購入することができます。
ただし通学定期券は割引率が大きい分さまざまな制限を設けています。
この制限は通信制だからというのではなく、通学するための定期券だからという理由によるもので全日制の学校と違いはありません。

また学生証や生徒証なども発行されますので、さまざまな学割によるサービスを受けることができるのも全日制の学校と遜色はありません。

 

 

通信制高校のスクーリング

通信制高校と言っても全日制の高校と変わらないほど通学するコースもありますし、週に1度とか年間に数日だけといったコースもあります。
すると気になってくるのは交通費の問題です。
毎日のように通学するのならば、断然通学定期券を購入するほうが安くなります。
通勤定期券よりさらに割引率が高いために、少ない利用日数であっても元が取れる可能性が高いですよ。

通信制高校であっても、学校教育法第1条に定める学校等や学校教育法の規定により設立した私立学校であれば通学定期券の発行・購入は可能です。
通学定期券の発行に関する一般的な決まりなどは以下の記事をご覧ください。

 

通学定期券の新規購入や継続購入の条件や気をつけるべき点を解説
通学定期券の新規購入や継続購入についての決まりや注意点について細かく説明しています。通学定期券は相当安い運賃設定になっていますが、学校と自宅の最寄り駅に限って発売し塾や習い事の最寄り駅は発売されないなど制限もいろいろあります。

 

 

通信制高校ならでは制限

通学定期券発行に関するルールで、学校の最寄り駅から自宅最寄駅の間に限って発行するというものがあります。
もちろん通信制高校の本校や高校が設置したキャンパスと自宅最寄駅との間ならば通学定期券を利用することができます。
ただしサポート校や提携校に通う場合には注意が必要です。

家から近いからサポート校を利用するという方や、高校で習うこと以外の専門分野を提携校で勉強する方もいらっしゃると思いますが、サポート校や提携校に関しては“学校”という扱いではなく、塾や習い事に通っているのと同じ扱いになってしまうので通学定期券は発行されません。

 

通学用割引回数券

この回数券は通信制高校または放送大学のスクーリング用に発売されるもので、学校の最寄り駅と自宅最寄駅との区間に限って購入することができます。
購入には学校が発行する証明書(旅客運賃割引証)が必要です。

通学用割引回数券は11枚発行されて発売額は普通運賃×10倍の50%割引と相当安い料金で利用することができます。
週に1度だけ学校へ行くケースなどでは、通学定期券よりも通学用割引回数券のほうが使い勝手が良いですね。

ただし通学用割引回数券は発行していない鉄道会社も多く、発行していても発売している駅を限定しているケースも見受けられます。
また有効期間はJRでは発行後6か月となっていますが、私鉄では発行後3か月と6か月の会社に分かれます。有効期限に注意して無駄にならないように利用しましょう。

 

 

通信制大学のスクーリング

通信制の大学においても教授との面談授業や試験などのために登校する必要があります。
また通信制の高校と同じく通学定期券を利用できます。

通信制大学には大学卒業を最終目的とする本科生・正科生のほか、聴講生、科目別履修、特修生、研究生など一部の科目の履修を目的とすることもありますが、通学定期券が発行されるのは本科生・正科生だけです。
あくまで通信課程によって大学を卒業する(学士)ことを目的としている場合にのみ通学定期券の発行が認められるのです。

通学定期券の発行条件などは以下の記事を参考にしてください。

通学定期券の新規購入や継続購入の条件や気をつけるべき点を解説
通学定期券の新規購入や継続購入についての決まりや注意点について細かく説明しています。通学定期券は相当安い運賃設定になっていますが、学校と自宅の最寄り駅に限って発売し塾や習い事の最寄り駅は発売されないなど制限もいろいろあります。

大学によっては通学証明書を郵送で請求できる学校もありますし、発行できる期間をスクーリングが実施されている期間だけ限定していることもあります。
また一切通学定期券の発行ができない通信制大学もあります。(定期券が必要なほど通学しないため)

くわしくは各大学へお問い合わせください。

 

放送大学は通学用割引回数券が利用できる

放送大学だけになりますが、通学用割引回数券の利用ができます。
購入には放送大学が発行する証明書(旅客運賃割引証)が必要ですので、学校で発行してもらってください。

通学用割引回数券は11枚発行されて発売額は普通運賃×10倍の20%割引となります。

通信制高校よりは割引率が低いものの、通信制の大学では放送大学にのみ発行される回数券です。

 

 

学生割引が利用できる

美容院や映画館に飲食店など、学生証・生徒証を提示することで利用料金を安くできるサービスはぜひ活用したいですね。
当然ですが通信制の高校や大学であっても学生証や生徒証は発行されますから、学生割引を利用することができます。

 

交通機関にも学生割引の制度があり、旅客運賃割引証の提出によって運賃を割り引くことができます。
交通機関の学割については以下の記事を参考にしてください。

 

学割で鉄道・飛行機・フェリーを少しでも安く!注意点や利用方法を解説
携帯電話や街のお店などではよく利用する学割ですが、通学定期券を除いて鉄道やフェリーなどで学割を利用する方は意外と少ないようです。そこでJRや私鉄、飛行機、フェリーの学割の利用法や注意点を簡単にまとめました。

 

学校によっては学割の利用を遠方の自宅から学校へ通うためだけに限定していて、旅客運賃割引証の発行を制限していることもあるようです。
学校によって旅客運賃割引証の発行基準に違いがあるようですので、詳しくは各学校へお問い合わせください。

 

学生割引に年齢制限はある?

通信制の高校や大学で勉強する方の中には、社会人の方や会社を定年退職してから学びなおそうということで入学する方もいらっしゃいます。
学割と聞くと若い方のものというイメージがありますが、本当は学生であれば年齢は関係無いハズですよね。

たとえばJRなど交通機関の学割ですが、特に年齢の制限は設けていませんので、学割が適用される条件がそろっておれば利用可能です。

またPCのソフトなどには学生向けの割引ってありますが、これも年齢に関係なく利用できます。
※発行した学校が分かるメールアドレス、または学生証のコピーを送信など

街のお店などで学割が適用されるかどうかは微妙です。
たとえ学生証を提示した学生であっても、年齢によって制限を設けているケースもあるからです。
携帯電話の契約などは学生割引となっていても25歳以下との制限を設けています。
このあたりは経営者の判断もありますし、たまたま認めてくれない店員に当たってしまったというケースもありますし。

映画館などでは学生証を提示すれば年齢に関係なく割引が受けられることが多いようですし、常に学生証を携帯してとりあえず学割が受けられるかを尋ねてみるのが良いかもしれないですね。

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