カイロの上手な利用方法から処分方法まですべて教えます!
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カイロの上手な利用方法から処分方法まですべて教えます!

家庭の知恵と雑学

寒くなると厚着して、靴下を2枚履いて、温かいものを食べてとさまざまな〝温活〟に励みますが、手軽に温まれる小さな〝暖房器具〟カイロも手放せませんよね。

24時間も温かさが持続するカイロも珍しくはなく本当に重宝します。

「今日はもう必要ない!」と思って捨てようとしたけど「まだ温かいし火事にならないかな?」

なんて少し心配になることも。

ここではカイロの賢い利用法や処分方法からやってはいけないことまで、カイロに関するさまざまな知らないを解決していきます。

 

 

 

就寝中は使わないで!

お布団に入っても手足が冷たいままだし、少しでも温まりながら眠りたい。

それに今朝封を開けたばかりだから、まだまだカイロは温かいから…。

 

でも布団の中で使うのは絶対にNG!

カイロって服で包むようにして使っているとかなり熱くなりますが、布団の中でも同じように、またはそれ以上に熱くなります。そして同じ個所にカイロを当て続けていると低温やけどの危険性が高まります。

低温やけどの怖いところは熱さや痛みをほとんど感じないので、皮膚の奥深い部位まで損傷する危険性が高く、入院の上に手術が必要な重症化しやすいことにあります。

布団の中では通常使用時より温度が高くなりやすく、寝込んでいるとやけどしていることにさらに気付きにくくなりますので、就寝中はカイロを絶対に使用しないでください!

 

まだ温かいカイロを保管して翌日以降に使う

就寝中にカイロは絶対に使用してはいけませんが、持続時間が24時間の使い捨てカイロを朝使い始めてからまだ12時間しか使っていない。

もう使うわないのであればそのまま捨ててもよいのですが、持続時間の半分しか使っていないから、何となくもったいない気がする…。

 

そういう時は、ジップロックなどのチャック付きのビニール袋に温かいカイロを入れ、空気を追い出すようにしてチャックを閉めます。するとカイロは発熱しなくなり、取り出して軽く振ると再び温かくなり使用できます。

 

 

使用後の使い捨てカイロ

使い終わり冷たくなったカイロですが、生ごみなどの「燃えるゴミ(普通ゴミ)」扱いとして収集する自治体が多いようですが、「燃えないゴミ(不燃ごみ)」として扱う自治体もあります。

お住いの自治体の区分に従って廃棄しましょう。

 

ちなみに温かい状態のカイロですが、燃え上がったり周りの物に引火するようなことはないので火災の心配はありません。時間が経過すれば冷たくなりますので、廃棄に関して特に神経質になることはありません。

でも、使い捨てカイロって何かに再利用できるのでしょうか。

 

カイロを消臭剤として再利用

使い捨てカイロには活性炭も使われていますが、ご存じの通り活性炭は消臭剤として大活躍。

使い終わったカイロを靴の中に入れておけば、あのニオイを吸い取ってくれます。靴やブーツのほかに冷蔵庫の脱臭にも使え、そのまま放り込んでおけばOKです。

また靴箱などの広い場所では、カイロを破って中身を小皿などに載せて入れておきます。

効果が低くなってくれば、使い終わったカイロに交換していきます。寒い時期だと次々に使い終わったカイロが誕生するのであまり困らないかもしれませんね。

 

カイロを除湿剤として再利用

使い捨てカイロの原料は鉄粉、活性炭、バーミキュライト、吸水性樹脂ですが、これらの材料すべてが吸水性を持っていますので、除湿剤としても何の問題もなく利用できます。

消臭剤として靴やブーツに入れておくことを先ほどお勧めしましたが、靴のニオイを取るには乾燥させることも重要ですから、使い捨てカイロは本当にピッタリなアイテムと言えますよね。

 

塩分を抜く手間がかかりますが

使い捨てカイロの原料の一つバーミキュライトには土壌改良に用いられるほど、農業・園芸と相性が良いのですが、使い捨てカイロには塩がかなり含まれているので、これを抜いてあげれば使用が可能になります。

100円ショップなどでコーヒー用のプラスチック製ドリッパーと紙フィルターを用意し、セットした紙フィルターにカイロの中身を入れます。水を注いで塩分を抜き、紙フィルター内のカイロの中身を土に混ぜて使います。
また、同様に塩を抜いてから水槽に入れれば水質浄化にも役立ちますよ。

 

 

使用期限が切れたカイロは使えるの?

使い捨てカイロにも使用期限が定められていますが、この期限は表示された温度持続時間を維持しメーカーが保証するためのもので、期限を回ったからと言って使えなくなるものではありません。

使用前のカイロなのに固まって硬くなっているものがありますが、これはカイロの原料の鉄粉が空気に触れて酸化したものです。カイロはこの酸化する際の熱を利用したもので、あまりにも硬くなっている場合は使用期限までも使えないことがあります。
おそらく袋のどこかに小さな穴が開き、空気と触れたことで酸化してしまったものだと思われます。

カチカチに固まってしまったものは残念がら使えませんが、手で揉み解すことができるものは使える可能性があります。ただ温度や持続時間がやや低いかもしれませんが。

 

 

使用前なのに湿っていたり濡れているカイロ

袋を破ると中が湿っていたり水滴がついていたり、カイロ本体も何やら湿っているけどもう温かくはならない? と思いがちですが、カイロの原料には水も含まれていて、輸送途中や保管中の温度変化・温度差によって結露することがあります。

そしてこの結露ですが、カイロを使う上では何の問題もありません。

 

いかがでしたか?

寒くなると大活躍する使い捨てカイロですが、意外と知らなことも多いですよね。使い終わったカイロもうまく利用していきましょう♪

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