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新幹線や在来線特急の予約に便利なJRの予約サイトを比較

公共交通機関

JR東日本・JR北海道の「えきねっと」
JR西日本・JR四国の「e5489」
東海道・山陽新幹線の「スマートEX」「エクスプレス予約」
「(JR九州)インターネット予約サービス」
「JRサイバーステーション」
といった新幹線・在来線特急の予約サイトがJRによって運営されています。

本当ならばJRグループで一つの予約サイトを運営してくれれば便利なのですが、残念ながらJR各社間の考え方の違いによって統一されることはなさそうです。
それぞれ予約サイトにはどのような特徴や注意点があるのか。注意点をしっかり押さえて便利に利用していきましょう。

えきねっと

「えきねっと」はJR東日本が運営する予約サイトで、JR北海道も利用しています。
予約できる列車JR各社のすべての新幹線とすべての在来線特急列車などで、予約できる範囲が非常に広いのが特徴です。

また「えきねっと」限定の割引切符の「トクだ値」「お先にトクだ値スペシャル」のほか「えきねっと+駅レンタカープラン」やパックツアーを発売しています。
※割引切符やパックツアーはJR東日本・北海道の列車を対象に発売しています。

 

えきねっとの予約や変更

切符類の予約は出発時刻の6分前まで。
「えきねっと」での変更は予約した列車の出発時刻までで、変更しようとする列車の出発時刻の6分前まで。
予約した指定席券類の変更は「えきねっと特典」と呼ばれる「JR東日本」「JR北海道」「北陸新幹線」エリア内で完結する予約の場合は、何度でも無手数料で変更ができます。
※他のJR線が含まれる場合には変更は1度まで、2回目以降はいったん払い戻しのうえ新規で購入。

ただし、切符を受け取った後の変更については「えきねっと特典」は関係なく、変更は1度までで2回目以降はいったん払い戻しのうえ新規で購入することになります。

また「トクだ値」「お先にトクだ値スペシャル」などは企画きっぷとなり、一般の指定券類と扱い方が違うので要注意!

「えきねっと」での支払いは登録したクレジットカードのみです。

 

チケットレスサービス

「えきねっと」をスマートフォンから予約した場合、下記の在来線特急列車の「特急券」はチケットレスサービスが利用できます。

あずさ、かいじ、富士回遊、はちおうじ、おうめ 、
ひたち、ときわ
踊り子、湘南(「サフィール踊り子」は対象外)
あかぎ、草津・四万
しおさい、わかしお、新宿わかしお、さざなみ、新宿さざなみ
鎌倉
成田エクスプレス
つがる、スーパーつがる
カムイ、ライラック

※乗車券は別途必要!(紙のきっぷのほかSuicaなど交通系ICカード)

 

新幹線eチケットサービス

新幹線eチケットに紐づけた交通系ICカード・モバイルSuicaなどを自動改札機にタッチするだけで、そのまま東北・北海道、上越、北陸、山形、秋田の各新幹線に乗車できます。

 

切符を受け取れない駅に注意!

「えきねっと」の利用で最も注意したい点は、「えきねっと」で予約した切符を受け取れる駅に制限があることです。

受け取ることができるのは
JR東日本の「指定席券売機」「みどりの窓口」「びゅうプラザ」
JR北海道の「指定席券売機」「みどりの窓口」「ツインクルセンター(旅行センター)」
JR西日本の糸魚川・黒部宇奈月温泉・富山・新高岡・金沢・小松・加賀温泉・芦原温泉・福井・越前たけふ・敦賀・七尾・和倉温泉の各駅の「みどりの券売機」「みどりの窓口」

ただしJR北海道・JR西日本の上記の駅では、JR東海エリアを含む切符の受け取りができません。

えきねっと-お受取り・お支払い方法より

 

最も多いトラブルが、東海道新幹線で東京方面への新幹線の切符を新大阪や京都で引き換えようとしてダメなケースです。

「えきねっと」で東海道・山陽新幹線の切符は予約できるのですが、京都や新大阪といったJR東海の駅では受け取ることができないのです。
どうしても「えきねっと」で予約するならば、あらかじめJR東日本の駅で切符を受け取っておきましょう。

e5489

「e5489」はJR西日本が運営する予約サイトです。

予約できる列車は新幹線は東海道・山陽・九州新幹線、北陸新幹線、上越新幹線、東北新幹線の東京~那須塩原間
在来線はJR西日本・JR東海・JR四国・JR九州の各列車JR東日本の一部エリアの列車の予約が可能です。

JR西日本とJR九州を対象にした「e5489」専用の割引切符「eきっぷ」「e早特」「WEB早特1」などが発売されています。
※パックツアーは「e5489」では扱っていません。

e5489ご利用ガイド-予約条件(期間・エリア・列車など)より

e5489の予約や変更

切符類の予約は出発時刻の6分前まで。
「e5489」での変更は予約した列車の出発時刻までで、変更しようとする列車の出発時刻の6分前まで。

予約した指定席券類の変更は「特典あり」と呼ばれる「JR西日本」「JR九州」「JR四国」販売エリア内の「JR東日本」のエリア内で完結する予約の場合は、何度でも無手数料で変更ができます。

「JR東海」エリアを含む予約の場合は、変更は1度だけとなります。

また切符を受け取り後の変更は「特典あり」のエリアに関係なく、変更は1度までになります。

「e5489」での支払いはクレジットカードのほか、コンビニや金融機関のATMでも支払いができます。

 

チケットレスサービス

「e5489」では「チケットレスサービス」も行っています。

  • 京阪神エリアの主な特急列車をチケットレスで利用できる「J-WESTチケットレス」
  • J-WESTカードを持っている方やe5489コーポレートサービス(法人向け)の会員向けの「eチケットレス特急券」
  • どなたでも利用できる「チケットレス特急券」

いずれのサービスも乗車券(紙のきっぷやICOCAなど交通系ICカード)が別途必要ですが、「eチケットレス特急券」「チケットレス特急券」はJR西日本・四国の在来線の特急列車や普通(快速などを含む)の指定席も予約できます。

 

切符の受け取りについて

切符の受け取りですが
JR西日本の「みどりの券売機」「みどりの受取機」「みどりの窓口」
JR四国の「みどりの券売機」「みどりの受取機」「みどりの窓口」
JR九州の「指定席券売機(改札外のみ)」「みどりの窓口」
JR東日本の北陸新幹線の各駅と東京都区内の駅の「指定席券売機」「みどりの窓口」
JR東海の「指定席券売機」「きっぷうりば」

ただしJR東日本ではJR東海エリアを含む切符は受け取ることができません。(JR東海(新幹線)の東京・品川・新横浜では可)
またJR東海ではJR東海エリアの切符を含む場合のみ受け取ることができます。

スマートEX

東海道・山陽新幹線を手持ちの交通系ICカードを登録することによってチケットレスで乗車できるサービスです。
交通系ICカードを登録しない場合や、2名上での利用などの場合には予約時に使用したクレジットカードで切符の受け取りもできます。

さまざまな交通系ICカードで乗車できる

「スマートEX」の魅力は何といっても、スマホやパソコンで予約して手持ちの交通系ICカードで新幹線に乗車できることでしょう。
ちなみに登録できる交通系ICカードは
Kitaca・PASMO・Suica・manaca・TOICA・PiTaPa・ICOCA・はやかけん・nimoca・SUGOCA
の10種類です。
またモバイルSuica、Apple PayのSuicaも「エクスプレス予約」に登録していなければ利用できます。

切符類の予約は乗車予定の駅の出発時刻の4分前まで。
「スマートEX」での変更は何度でも無手数料で予約した列車の出発時刻までで、変更しようとする列車の出発時刻の4分前まで可能です。
ただし切符を受け取った後の変更は1度だけ、また交通系ICカードで改札を通過後の変更は原則できません。

東海道・山陽・九州新幹線以外では利用できない

「スマートEX」は東海道・山陽・九州新幹線専用のサービスで、新幹線特急券と乗車券が一体となった料金です。
※西九州新幹線は対応していません!

「スマートEX」では「東京都区内」や「大阪市内」といった特定都区市内制度が適用されません。

新宿駅から東京駅へ出て新大阪駅まで新幹線に乗車し天王寺駅まで行く場合、一般の乗車券は特定都区市内制度が適用されるので「東京都区内」から「大阪市内」までの1枚の切符となります。
ところが「スマートEX」では新宿駅から東京駅までと新大阪駅から天王寺駅までは別途乗車券が必要になります。

このため「スマートEX」で料金が安くなったとしても、別途購入の乗車券代で高くつくこともあるので注意しましょう。

エクスプレス予約

年会費が必要ながら東海道・山陽新幹線を「スマートEX」よりもさらに安く利用できる「エクスプレス予約」

「JR東海エクスプレス・カード」「J‐WESTカード“エクスプレス”」または手持ちのクレジットカードのカード会社に申し込んでサービスを”プラス”することで利用できます。

申し込み後に送られてくる「EX予約専用ICカード」を改集札機にかざして新幹線に乗車します。

その他の取り扱いなどは「スマートEX」に準じています。

(JR九州)インターネット予約サービス

九州・山陽・東海道新幹線のほかJR九州・JR西日本の特急列車の予約・購入ができる「(JR九州)インターネット予約サービス」
特に九州内の特急列車の割引率には目を見張るものがあり、九州にお住まいでJR九州の新幹線や特急列車によく乗車する方は利用しないと損ですよ。

支払いはクレジットカードのほか、金融機関のATM、ネット銀行、コンビニが利用できます。

列車の出発時刻の6分前まで予約できます。
切符受け取り前ならば、変更は何度でも無料で行うことができます。
※東海道新幹線を含む場合は変更は1度まで。

切符の受け取りはJR九州の「みどりの窓口」「指定席券売機」、JR西日本の「みどりの窓口」「みどりの券売機プラス」「みどりの券売機」となります。
JR東海やJR東日本の各駅では切符を受け取ることができません。

また博多駅を発着する特急列車(一部を除く)の一部の区間や西九州新幹線ではQRコードを使ったチケットレス乗車ができます。

 

JRサイバーステーション

「JRサイバーステーション」は新幹線を含む特急列車の空席情報を提供するサイトです。
指定席の予約に関しては、JRシステムが運営するインターネットサービスプロバイダ『CYBER STATION』に入会することで可能となります。

今となっては空席情報の確認くらいでしか利用する方はいないかもしれません。

「CYBER STATION」で予約した列車の切符の購入は「みどりの窓口」「指定席券売機」などを利用します。

 

まとめ

JR東日本やJR北海道のエリア内での利用ならば断然「えきねっと」が便利ですし、安い切符を購入することができます。
ただし切符を受け取ることができるエリアが決まっている点には注意しましょう。

同様にJR西日本エリア内の利用ならば「e5489」が便利です。
東京都区内の駅で切符を受け取ることができるのはかなり利便性が高いですよ。

JR東海エリア内の在来線特急を利用するのならば「e5489」がいいですね。「えきねっと」でも予約はできますが、JR東海エリアで切符の引換ができないのはやはり不便です。

東海道・山陽・九州新幹線だけを利用するのならば「スマートEX」で決まりですね。ビジネス利用など頻繁に東海道・山陽・九州新幹線を利用すならば年会費が必要でも「エクスプレス予約」のほうが料金が安くていいですね。
ただし「スマートEX」「エクスプレス予約」では新幹線の駅から在来線に乗り継ぐ際に、在来線の運賃が別途必要なのは痛いです。全体の料金をよく計算してから利用しましょう。

九州地区ならばJR九州のインターネット予約サービスが群を抜いています。
特に九州内の新幹線や特急列車を利用するならばインターネット予約サービスを利用しましょう。駅で正規料金を支払うのがバカらしくなりますよ。

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